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カテゴリ:思い出(小学生時代)
我が家の子供達、つまりお前たちは掃除がへたくそだ。お父さんが30分できれいにできる部屋を2時間かかってもきれいにできないでいる。あきれるばかりだ。なんでこんなに掃除がヘタなのだろうと思って考えてみて少し気が付いたことがある。
お父さんも小学生のころは、お父さんのお父さんに掃除がへたくそだ、要領が悪いとよく怒られていた。掃除の時間も長くとても要領がよいとはいえなかった。 家を訪ねてきていた伯母さんに、「細かいところからやらないで、大きなところからやった方がきれいになるよ」と言われたことを思い出す。当時は言っている意味が分からなかった。 今お前たちの片づけと掃除を見ていてその意味がようやく分かるようになった。お前たちの掃除は目についたものを一個ずつちまちまと片付ける。だから一向に進まない。お父さんは例えば本なら本を一気に回収して片付けていく。片付ける前に回収と分類をしているのだ。 また片づけ後の状態をイメージしながらやっていることも大きいと思う。お前たちの場合は、一度片付けたものをまた移動したり不合理なことを繰り返している。 ただお前たちの要領の悪さをお父さんも昔はやっていたような気がする。 ではいつごろから掃除ができるようになったかと言うと、はっきりしたきっかけは思いつかない。ただし、高校生のころには試験前によく部屋の片づけをしていた。そのころにはかなり部屋をきれいにできるようになっていたと思う。 友達を部屋に呼んで遊んでいたのも大きいかもしれない。高校生男子らしい部屋に切り替えていったときにそれまで持っていた「捨てたらもったいない」ものをかなり処分したからだ。 次のきっかけは大学に入学して一人暮らしを始めてからだろう。ワンルームの小さな部屋はものが多いと置く場所がなくなる。だから大学時代の部屋はだいぶものが少なかった。友達と麻雀をやるスペースぐらいをきちんととれるぐらいにはすっきりしていたと思う。 最後は社会人になって寮生活をした時だ。寮は極端に収納が無かった。6畳一間で昔ながらの押し入れ一個の部屋だったのでほとんどものを置けなかった。更に言うと社会人としての5Sを結構叩き込まれて整理整頓がだいぶ身についたのだと思う。使ったら元の場所に戻すという行為も当たり前にできるようになったのだ。 お前たちがどのように成長し、どのように片づけをできるようになっていくのかわからないが。早くきちんとできるようになってほしいと思う。実家にいるうちは難しいかな。お前たちに恋人ができたら変わってくるだろうか。 一人暮らしをするようになって、テレビで見るような汚部屋にだけはしないでほしいと切に願っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.06.10 00:10:10
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