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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
すべてのベトナム人がそうだというわけではないが、ベトナム人の電話のかけ方には日本では通常みることができないクセが存在する。それは、電話をかけた時に相手が出なかった時の反応だ。
お父さんが平均的な日本人がどうかはわからないが、通常誰かに電話をかけて呼び出し音が鳴るのに相手がいつまでも出ない場合、しばらく時間がたってからかけなおす。電話に出れる状況ではないのかもしれないし、電話の近くにいないかもしれないからだ。 ところがベトナム人は電話をかけて相手が出ないと、出てくれるまで何度もかけ直すという作業を繰り返す。おそらく電話回線が昔は安定していなくて呼び出し音が鳴っていても相手側につながっているか怪しいという時期があったのだろう。お父さんの予想に過ぎないが。 そんなわけで会議中などにベトナム人スタッフの携帯が鳴ると結構イライラすることが多い。会議中なのでスタッフも誰から電話が来たのかを確認して電話を受けることなく切ってしまう。しかしながらそれから何度も何度もかかってくるのだ。それも連続してだ。 たとえ電話がマナーモードになっていたとしてもバイブレーションの音が聞こえるので何度も電話が来ていることが全員にわかってしまう。 結局こういう人がかけてきている場合は、一度通話に出て「会議中」ということを伝えてからかけ直す約束をするまで電話がかかり続ける。 ちなみにこの現象は会社の事務所でも発生する。お父さんは基本的にベトナム語が電話でできるレベルでは無いので、会社にかかってきた電話に最初に出ることはない。電話に最初に出るのは事務所のベトナム人スタッフの仕事だ。 ところがお父さんが一人で残業しているときにも電話が鳴るときがある。事務所のスタッフがいないのでお父さんは電話に出ない。ところが相手は延々と呼び出しを鳴らした挙句、ようやくあきらめて切ったかと思うとすぐにまたかけてきて延々と呼び出しを鳴らす。 粘り強い人だと、繰り返しの電話呼び出し音が合計で10分以上鳴っているときがある。さすがにここまであきらめの悪い人が空いての場合はお父さんが電話に出るしかない。相手は100%ベトナム人であると確信しているため、あえて日本語で出る。日本語以外一切しゃべらない。 ごくまれに英語でかかってきたときのみ、英語で対応することはあるが近年記憶にない。 ところが日本語で話していても問題は残る。相手は日本語(要は知らない言葉)で話されたことで、電話を切ってくれるが、番号を間違えたと思うらしくまたかけてくるのだ。3回ぐらい日本語のみで出ないとあきらめてくれない。 放っておいても、対応しても電話に悩まされるのがベトナムである。ちなみに何度もかかってくるので仕方なく会議中に対応したスタッフに要件を聞いたとしても99%緊急性の高い内容ではない。ベトナム人の電話んかける情熱はいまだに理解ができない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.03.15 00:10:08
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