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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
連日テレビでは崩壊した医療現場の対応や治療を受けられずに苦しんでいる人たちの姿を映している。本当に厳しい状況になったと思う。今はワクチン接種を受けた高齢者よりも受けていない若者が多くコロナに罹患して重症や中等症になっているようだ。
罹患していない人は相変わらず出歩いていて、街頭インタビューでは「我慢できない」「注意すれば大丈夫」と言っているが、罹患してきつい状態になっている人は「後悔している」「不要不急の外出は政府の言う通りするべきではない」と話している。 人間というのは自分が体験しないと理解できない生き物だというのがお父さんの昔からの意見だ。だから親が自分の体験からいろいろ子供を教育・指導しても子供は素直に従うことは無い。好きなように怠惰に過ごした後、親の言う通り失敗しひどい目に合うことでようやく親の言っていた意味を理解する。基本的に時すでに遅しになっているのだが。 今コロナに罹患して厳しい状態になっている人たちの何割かは、「若いから大丈夫」「コロナもインフルエンザも変わらない」「日本の医療なら死ぬことは無い」と思い込んで遊び歩いていた人が含まれている。その結果として、自分が苦しむばかりか同居の家族まで巻き込んでしまった人もかなりいるようだ。もし自分がコロナ感染させた家族が死亡したりしたら、一生後悔を続けることになるだろう。 自分で経験しないと理解しない人間の性質が災いしているだけでなく、もう一つお父さんは今回の日本のコロナ感染の拡大原因があると思っている。それが「日本の医療レベルの高さ」だ。日本人は日本の医療レベル・技術の高さをかなり信頼していると思っている。 その結果、コロナに感染して死ぬ確率はかなり低いと考えているからこそ、感染拡大していても不要不急の外出をやめないのだ。もし日本の医療が国民が信頼していないレベルであれば、外出する人はかなり減っただろうと思う。 実際にお父さんがよく行くベトナムでは、医療のレベルを国民が信頼していない。なのでコロナ罹患=死という考えが大半を占めている。よってコロナ患者が身近で発生するとパニックになる程警戒するようになる。外出をほとんどしなくなるし、お父さんたち日本人にも決して外出しないようにと何度も伝えてくる。 結果としてベトナムは感染爆発がいまだに抑えられている。もちろんベトナム政府が補償もないままどんどんロックダウンをしていることも関係している。国民はストレスをためているが、ロックダウンに対する不平や非難はほとんどない。死んでしまうよりよっぽどましだからだ。 お父さんは既往症もあるので、コロナには絶対にかかりたくないと考えているし、注意もしているが、仕事や買い物などで外出を続けている以上、リスクはそれほど低くないと思っている。子供達が学校で罹患する可能性も十分にある。 遊び歩いている人が減ることを心から望んでいる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.24 00:10:07
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