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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
年末が近づいている。我が家の長女は年明けから受験期間に突入する。家の中もだんだんピリピリした雰囲気になることだろう。
この時期になると、毎年のように塾や予備校が「まだ間に合う」と最後の生徒集めを始める。受験を前にした本人や親は、藁にも縋る思いで申し込む人もいるのだと思う。 自分が受験を終えたり、周りに受験生がいないときは、そういうCMを見ても何も感じないか、年末まで来ているのに間に合う訳ないだろうと冷静に思うのだが、当事者やその親となると簡単に割り切れるものではない。だからこの時期のCMはとても効果があるのではと感じてしまう。 それにしても受験生やその親をターゲットにしたこの手の塾や予備校のCMは、宗教の勧誘に似ていると感じてしまう。宗教で最も効果があるのは、悪いことが起きて落ち込んでいる人を勧誘することだ。そして少なくとも日本でそのような時に表れる宗教はろくなものではない。 それでも心が弱っているときは、すがってしまうものなのだろう。人間というのはお父さんも含めて、常に心を強く持ち冷静でいられるという人はほとんどいない。必ず弱気になったり不安になったりするときがあるのだ。 そういう時に勧誘のプロに狙われたら、結構な数の人が信じてしまうのだろうと思う。お父さんだって、子供やお母さんが不治の病にかかったとしたら、ダメもとであらゆる健康食品やサプリを試すかもしれないし、宗教にもはまるかもしれない。 受験生向けのCMをみて、こんなことを思ってしまうだけでも、お父さんは今不安を抱えているのだろう。自分の事でないだけに、また初めて大学受験を親として経験するだけに、冷静ではいられないのも当然なのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.11.26 00:10:07
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