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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
お父さんの父親の友人が、帯状疱疹という病気で苦しんでいるらしい。帯状疱疹とは、水ぼうそうの菌が、抵抗力(免疫力)が弱くなった時に神経に侵入して炎症を起こす病気だ。大人の水ぼうそうともいえる。 帯状疱疹という名の通り、背中などに赤い帯状の腫物ができて、とても痛い上に熱も出るとのことで、罹患した人は数日は寝込むものらしい。
父親はその話を聞いて、水ぼうそうのワクチンを医者で接種してきたとお父さんに話してきた。それで思い出したのだが、お父さんも帯状疱疹になったことがある。数年前の話だが、右目の下が少し赤くなってピリピリしたことがある。 特に気にしていなかったが、数日しても治らないのでネットで調べてみたら「帯状疱疹」の可能性があるとわかった。
しかしながら若いころに帯状疱疹で苦しんだお母さんは、お父さんの目の下の症状を見て、「帯状疱疹はそんな簡単なものではない。寝れないぐらい痛くて苦しむのだ。」とまるで相手にしてくれなかった。 そんなときに息子を皮膚科に連れていく機会があった。せっかくだからと窓口で目の下の湿疹を見せて、診察を申し込んだ。
診察に呼ばれて患部を見せると、医者も「帯状疱疹ではない」と言い切った。ただせっかくだから検査はしてみましょうということで検査をした。すぐに検査結果が出るということで待っていると、再び診察室に呼ばれた。 医者も驚いていたが、お父さんの湿疹は「帯状疱疹」だった。家族に水ぼうそうにかかったことのない人や、ワクチンを接種していない人がいないか確かめられたが、とりあえず我が家の子供たちは全員ワクチン接種をしていたので、大きな騒ぎにはならなかった。
ちなみに薬をもらって服用していたら3日ぐらいできれいに治ってしまった。痛いと言えば痛かったが、たまにピリッとするぐらいで世の中で騒いでいるような痛さはまるでなかった。 お母さんには、偽物の帯状疱疹だと言われているが、医者が認めた、それもきちんと検査をしたうえで認めた立派な帯状疱疹である。おそらくお父さんはその時免疫力が低下するぐらい仕事や私生活で疲れていたのだと思う。全く自覚は無かったが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.23 00:10:13
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