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カテゴリ:エッセイ
最近おかしな料理屋が増えている気がする。チェーン店ではあるが、専門店が専門以外の食材をウリにしているのだ。
吉野家と言えば、「牛丼一筋」のイメージなのに、テレビCMで親子丼を宣伝している。お店の前を通ると、「親子丼」ののぼりがたくさんはためいている。いったい何が起きているのだろうかと思う。 CMで美味しそうに見えても、お父さんは吉野家に親子丼を食べに行こうとは思わない。牛丼の店なのだから牛丼で勝負してほしいと思う。
もう一つ、先日ハンバーグ専門のファミレスにお母さんと二人で行ったのだが、メニューの1番目立つところにおすすめとして「グリルチキン」というのが載っていた。店名にまでハンバーグの名が入っているハンバーグ専門店なのに、どうして一番のおすすめがチキンなのだろうか。 試しにハンバーグとチキンを一つずつ注文してお母さんと半分ずつ食べてみた。正直に結論を言うと、ハンバーグよりチキンのほうが美味しかった。確かにおすすめするだけのことはある。だがハンバーグ専門店で、チキンの方が美味しいのは問題ではないだろうか。
お父さんはよくわからないが、レストランが新メニューを開発するのはとても大変なのだろうと思う。ましてや人気看板メニューを作ろうと思ったら、ものすごい努力が必要なのだろう。 ただ専門店を名乗っているのなら、そこからはみ出すのはやはり違うとお父さんは思う。どうしてもはみ出したいのなら、店の名前を変更すべきだろう。 吉野家の親子丼も短期間なら売れるかもしれないが、継続して売れるとは思えない。ハンバーグ専門店のチキンも同じだ。
どういう経緯で開発が始まり、店で提供することが決まったのか全く不明であるが、お父さんが経営者ならおそらく開発の時点で「GO」は出さないと思う。専門店には専門店の強さを前面に出してほしいと思うことは、おかしいことなのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.26 00:10:11
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