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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
以前にも書いたかもしれないが、事務所で軽い冗談を言うと、それが現実となるときがたまにある。以前はそれで猫を食べることになった。
この時は、犬を食べる話をしていて、そういえばベトナムでは猫も食べるのだろうと確認したら、事務所のスタッフは猫を食べたことがないということだった。そこに現場からマネージャーが入ってきたので、猫を食べたことがあるか確認したところ、「食べたことがある」という答えが返ってきた。そこで件のマネージャーが、「猫を食べてみたいですか?」と聞いてきたので、お父さんは冗談で、「1回ぐらいは食べてみたい」と返事をしておいた。あくまで冗談であり、猫を食べるということを確認してこの話は終わるはずだった。
ところが翌日またこのマネージャーが事務所に来て、今日猫料理をごちそうするので我が家に来てくださいと招待されてしまった。結局無理やり猫の家庭料理を食べる羽目になったという経験がある。
お父さんは冗談を言うのが好きなので、日本でもベトナムでも良くいろいろな人に冗談話をするのだが、日本では「冗談」として普通に受け取られる話が、ベトナムでは「本気」ととられてしまうことがあり、その境目を判断できていない。
先日事務所内が暑かったので、こんな日はアイスでも食べながら仕事をしたいという話をしたら、みんな笑って「どんなアイスが好きですか?」というような話になった。マンゴーのアイスやチョコレートのアイスが好きだと返事をして、また仕事に戻ったと記憶している。
そして翌日、お父さんの机の上にアイスクリームが届けられた。それも3つもだ。お父さんが食べたがっていたので、買ってきましたということらしい。またやってしまったと思った。好意で買ってきてくれているので、猫の時と同じように食べないわけにいかない。それも皆が見ている前で食べる必要がある。何せ仕事中に食べたいと言ったのだから。
結局無理やり一つを食べて、あとは冷凍庫に保管してもらった。上司がいない時だったので、何とかやり過ごしたが、冷や汗をかいた。その後通訳を使って、買ってきてくれた人を傷つけないように、就業中に事務所でも飲食はしないからと伝えてもらった。 冗談が通じないというのはこういう時に本当に困る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.07.24 00:10:12
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