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お父さんから子供たちへ

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2022.08.12
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 納豆巻きと同じように、サーモンの寿司は今では日本人にとって普通のモノになってしまっている。スーパーに売っている寿司にサーモンが入っているのに文句を言う人はいないだろう。実際にサーモンの寿司は、海外の鮭や鱒がほとんどらしく、日本で取れる鮭ではない。昔は寿司になかったのは当たり前である。

 

 納豆巻きに関しては、納豆という日本独特の古来からある食品であるにも関わらず、なかなか日本で「正当な寿司」とは認知されてこなかった。当たり前に受け入れられるようになったのがいつからなのか、お父さんも思い出せない。でもお父さんの子供の頃にはなかったし、巻物と言えば、マグロか干瓢かキュウリだった。

 

 さて、お父さんにとって寿司で最もメジャーなネタといえば「マグロ」だと思うのだが、最近は「サーモン」が圧倒的に人気No.1らしい。確かに我が家の子供たちもマグロよりサーモンを食べる気がする。息子などは、回転寿司で選ぶ半分以上がサーモン関係だ。

 

 考えてみれば、江戸時代はマグロは不味い魚としてあまり食べなかったとも聞くし、マグロ独特の臭みもある。マグロ好きはそれが美味しいということもあるのだが、サーモンに「昔ながらの寿司ネタではない」という偏見がなければ、サーモンが美味しいとなるのもうなずける。

 

 大手企業としての寿司屋が開発を続けていけば、これからも新たな寿司ネタの発見は続いていくのかもしれない。一時の流行りはともかく、納豆巻きやサーモンの様に長く愛される寿司ネタが出てくる可能性は十分にある。

 

 

 

キャンプに行きたい

 

 我が家がまだ、子供が長女だけだった頃、夏休みや休日を利用してよく旅行に行った。しかしながら長男妊娠中から先、お母さんの体調の事もあったし、子供が小さいこともあり、かなり泊りがけの外出は減ってしまった。

 次女が生まれて子供が3人、家族が5人になってからは、ほとんど旅行に行くことがなくなった。

 

 最大の理由はお金の問題である。新幹線に宿代、現地でのお金を考えると最低でも50万円、行き先や宿によっては100万円ぐらいかかってしまう。さすがに毎年その支出をするほどお父さんは稼ぎが良くない。

 

 お父さんも子供の頃、家族旅行というのをほとんどしたことがなく、従兄弟や友人が長期休みのたびに、あちこち家族旅行へ行く話をとてもうらやましく聞いていた。

 そこでお父さんはお金のかからない旅行、すなわちキャンプをすることにしたのだ。

 

 次女が幼稚園に上がった頃から、お父さんはキャンプ用品を買いそろえて、毎年夏休みには、家族でキャンプに行くようにした。

 行き先はほとんどが海のあるキャンプ場だ。海の場合は、海に入るだけで遊ぶことができ、山歩きをしたり、虫の多さに辟易とすることが少ない。子供たちがヤドカリを採ったり、浮き輪で泳いでいる間、親はのんびりしたり食事を作ったり別のことができる。

 

 子供たちにとって、旅館で温泉に浸かるのも、海でキャンプをするのも同じく旅行なので、みんなかなり楽しんでいた。お父さんとお母さんはテントの設営、撤収から料理やその他まで結構疲れたのだが、お互い若かったこともあって、楽しむことができた。

 

 キャンプに行かなくなったのは、長女が中学生になり、夏休み中も部活が忙しく日程がとれなくなってからだ。さすがに長女だけを置いていくこともできなかった。その後は子供の受験などがあったありで、もう5年以上キャンプをしなくなってしまった。

 最後に行ったのは、自宅から1時間ほどの山のキャンプ場で、日程も12日と短いものだった。

 

 今年は久しぶりに、長女が大学生となり、長男は中3だが中高一貫校で受験がなく、部活も引退、次女が中学生になって部活が始まったが、それほど練習日がないという状況で、久しぶりにキャンプに行けそうな状況だった。お父さんがベトナムにいなければ・・・。

 お母さんはキャンプ自体は嫌いではないのだが、虫が苦手、運転も苦手なのでお父さん無しではキャンプに行ってくれそうもない。

 

 また子供たちの戦力が不確定(以前はほとんどお父さんとお母さんでやっていた)なので、お父さん無しでは行きたくないらしい。

 せっかくの夏休みで子供が暇をしているので、お父さんが日本にいれば、すぐにキャンプに行くのにと思っていたら、猛烈にキャンプに行きたくなってしまった。

 

 日本に帰国したら秋のキャンプを考えてみようとひそかに思っている。ただ子供の日程を考えると12日が限界だろうか。






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最終更新日  2022.08.12 00:10:11
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