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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
今はスクリーンゴルフという室内でできるゴルフもあるのだが、ゴルフとは本来屋外でプレーするスポーツだ。そのため天候によって、ゴルフのスコアは大きく変わってくる。ただ普通の屋外スポーツと違って、ゴルフは天候による中止があまりないのが特徴だ。雨が強くても風が吹いても中止になることは無い。
しかしながら、普通のスポーツでは気にならない天候でゴルフ場がクローズしたり、プレイが中断することがある。 例えば「雪」ちょっとでも積もっているとゴルフはできない。ボールが見つけられないからではなく、ボールがまるで飛ばなくなってしまうからだ。さらにグリーン上でも雪があるとボールが転がらない。 野球やサッカーなら気にならない雪でもゴルフは中止になってしまう。なので東北など雪の降る地域は、12月から3月ぐらいはゴルフ場が長期閉鎖となる。
もう一つが、「霧」だ。視界が100mを切ると基本的にはゴルフは中断もしくは中止になる。ボールがどこへ行ったか見えなくなるからだ。前の組の状態もわからなくなるので、霧が出るとゴルフはできない。 ゴルフ以外の球技で、霧のために中断や中止になるスポーツをお父さんは知らない。200m以上もボールを飛ばすスポーツであるゴルフならではだと思う。
雪や霧は、スタートする前に中止や中断が決まることが多いのだが、そうでない天候の変化が一つある。それが「雷」だ。雷はゴルフの天敵である。 特に夏の夕立の季節は雷による中断がよくある。スコールが毎日のようにある東南アジアではなおのこと多い。
先日マレーシアでゴルフをしたのだが、途中で結構な雨が降ってきた。雨の場合は続行なので、濡れながらプレイしていたが、そのうちに雷が鳴り出した。だいぶ音が近くなったと思っていたら、案の定ゴルフ場にサイレンが響き渡った。中断の合図だ。
ゴルフは通常、広い場所にいて、金属やカーボンなど電気を通しやすい材質でできたクラブを振り上げて球を打つ。とても落雷を受けやすいスポーツである。実際にプレイ中に落雷を受けて大けがをする人というのは一定数いると聞いている。 ゴルファーにとって、雷が来たら中断というのは常識だと思っていた。
しかし、10年ほど前、ベトナムでゴルフをしていたお父さんは、ベトナムには雷イコール中断の常識が無いことを知った。残り5ホールぐらいで、ものすごい雷を伴うスコールにぶち当たった。しかし、いつまでたっても中断の合図は無い。 フェアウェイにいるのが怖くなるほど雷が鳴っているのに、周りで中断している人がいないのだ。
お父さんは自己判断でゴルフを中止して、クラブハウスに引き上げたが、キャディさんが意味が分からなくて困惑していた。お父さんは逆に雷が周囲に落ちたりしているのにプレーを続けさせようとするキャディさんに困惑していたのだが。
お父さんの知り合いにゴルフで落雷を受けたという人はいないのだが、ゴルフ場で雷に出会うとやはり恐ろしいと感じてしまう。 今回のマレーシアでは、早めに中断のサイレンが鳴ってくれてよかったと思った。ベトナムも今では雷中断が当たり前になっているといいのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.13 00:10:10
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