お父さんから子供たちへ

　次女は勉強が嫌いである。もちろん嫌いだができるというタイプでもない。嫌いで勉強ができない。理解できないから嫌いなのか、嫌いだから理解できないのかわからないが、今は平均点をとることを目標にしているが、主要教科で達成できたことは無い。

　そんな次女がこの夏休みはかなり頑張った。小学生時代、夏休みの宿題を夏休み中に終わらせることが6年間できなかったのだが、今年は中学生になり、塾を替えてそこで毎日宿題を中心にやってもらったおかげで、夏休み終了前にすべての宿題をやり切ったのだ。

　お父さんの中ではご褒美案件だ。

　さて、中学生は夏休み明けにテストがある。内容は基本的に難しくなく、市内の中学生が皆同じテストを受けるというシステムらしい。難しくないので、平均点が高くなりやすい。そんなテストであったが、次女はかなり奮戦してくれたようだ。お母さんからメールが入ったのだが、相変わらず主要5教科はすべて平均点以下だったのだが、ビリから一桁に順位がなると思っていた両親の予測を裏切って、後ろに20人以上いる順位だったそうだ。90人弱の人数なので、やはりお尻に近いのは間違いないのだが、お父さんにとっては望外の結果だった。

　今も次女は勉強が嫌いだが、新しく始めた塾の先生がとても自分に合っているらしく、勉強は嫌いだが塾は好きという不思議なことを言って、いそいそと塾通いをしている。正直に言って、塾の費用はかなり高額なのだが、次女のために高校受験までは頑張って働こうと思う。

　次女が少しでも進路を選べる立場になれることを祈っている。