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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
企業説明会とか企業ガイダンスという名の会社の展示説明会に、年に3回ぐらい参加している。地元の行政や、準行政機関などが主催するもので、主な目的は就職を希望する学生たちに地元企業を紹介することだ。
10年前ぐらいまでは、参加すればそれなりに学生がブースに来て、会社のアピールをすることができたのだが、最近は学生の集まりが非常に悪い。一つには高校や高専卒ですぐ就職する人が減ってしまったこと。 もう一つが、全国的な人手不足、特に製造業や建築業など肉体労働をともなく業界の人手不足である。完全に売り手市場で企業は学生に頭を下げてきてもらうという状況になっている。
先日も県の期間が主催する企業説明会に参加してきた。ブースを出して製品や説明のポスターを貼ってブースを作る。今回は会社ののぼりを作ってそれも立ててみた。 企業説明会では、会場に来た学生をどうやってブースに誘導するかが非常に重要である。地元企業は基本的に名前すら知られていないので、ブースの見た目のイメージが結構重要である。
製造している製品はどの企業も基本的に部品であるため、見た目の印象をどうするかで各企業の入れ込み具合が判断できる。やる気のない会社や、企業のトップが参加していないブースは基本的に地味で、学生の寄り付きも悪い。 お父さんの会社は工場長や社長なども参加したり、見に来たりするので、別の企業のブースでまねできるものがあれば、結構柔軟に取り入れてくれる。
それでもただ黙ってブースにいるだけでは、学生は寄ってこない。基本的に彼らは受け身の姿勢であることが多い。なのでお父さんはよく客引きのようなことをしている。ブースの前に立って、前を通り過ぎようとする学生に話しかけ、話を聞いてもらうのだ。 その結果、それなりには興味はもってもらえるが、これまで入社した新卒者で、企業展示会で興味を持ったので入社したという人はまだいない。
それでも誰も来ないブースでじっとしているのはお父さんの性格に合わないので、客引きをしては、企業のアピールをするということが続いている。 ステーショナリーなどのグッズをプレゼントすると俄然学生がやってくるようになるが、これは会社に興味を持たせるという意味では効果は薄い。配っている企業に来た学生は、プレゼントを受け取ると早く離れたいという雰囲気がすごいからだ。
先日参加した展示会では、ある企業が光る看板(バックライト付きのフィルムポスター)を掲げていて、かなり目立っていた。次はお父さんの会社も次回の展示会用に検討してみようと思う。 最近の展示会では、各企業がどうやって学生にアピールするかを検討して、いろいろと工夫をしてくるので、それを見るのも楽しみの一つだ。大手企業が東京の展示会で作る何百万もかかるブースとは異なり、地元企業では少ない予算でどうするかの工夫が楽しい。
やりすぎないよう注意はしつつ、集客力の高いブースを作ることに今後も力を入れていきたいと思っている。入社までつながればいうことは無いのだが、それを達成するには、見た目ではなくて内容のアピールも練り直さなければならないだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.02.22 00:10:12
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