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カテゴリ:エッセイ
先日同僚と好きな食べ物について話をしていた中で、話しがそれていき、「韓国料理は必ずキムチが存在する。どうしてそこまでキムチが必要なのだろうか。」という話になった。お父さんも何度も韓国に行っているし、ベトナムにも韓国料理のレストランはある。そしてどのような種類の食事にも、必ずキムチがついてくる(もしくはキムチが使われている)。
お父さんが昔アメリカにいたころ、日本食パーティーを各国の友人を招待して実施したことが何度かあるが、その時の韓国人の感想に「美味しいとかの前に、キムチがない」というモノがあった。 「日本食パーティー」に「キムチ」を要求する意味が当時は全く分からなかったが、今ならわかる。韓国人にとって、食事がどこの国の料理であっても「キムチ」はついてくるのが当たり前なのだ。 残念なことに日本食にもその他の国の料理にも、お父さんが知る限り、韓国人にとってのキムチのような存在は無い。
さて韓国人とキムチの話をしたいのではないので、日本食の話に戻るが、実は日本食にはほとんどのモノに使われている食材がある。当たり前に存在しているので、言われないとわからないかもしれないが、日本食はほとんどのモノに、とある2つの食材が使われている。食材と言うと語弊があるかもしれないが、それは「魚の出汁」と「醤油」である。
和食というモノで、これが入っていないモノを探すのはほとんどない。例えば昔から日本食の代表である「寿司・天ぷら・すきやき」は、すべて醤油を使っている(てんぷらは塩で食べるという人はこの際無視する)。 醤油が無くなったら、魚の出汁が無かったら、ほとんどの日本食が作れなくなると言っても過言ではないだろう。
特に醤油は、本当に日本人にとってなくてはならない食材である。料理をしない人でも家に醤油がないということは無い。 芸術家や美食家で有名な北大路魯山人が「刺身は醤油を舐めるための口実」と言ったという話があるぐらい、醤油とは日本食の中心にいる存在だと思う。
お父さんも海外にいて、醤油が無かったら相当つらい思いをすると思う。幸いなことに、これまで醤油が売っていない国に住んだころは無いので、実際にはわからない。それぐらい、醤油は世界各国で売られているが、日本人ほど醤油を使っている民族はいないだろうと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.23 00:10:09
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