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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
先日来客があり、少し高めの寿司割烹のお店で会食をした。このお店はこれまでにも何回か会社でお客様の接待に利用しているお店なので、顔なじみになっている。基本的に寿司もその他の料理もおいしいのだが、1品だけ常に出てくる美味しくない料理がある。
ズワイガニの甲羅にカニ肉をつめて小麦粉でふたをしてある料理である。見た目はきれいだし、カニ肉もたくさん使われていて高級感はあるのだが、味がよろしくない。見た目の味と、口に入れた時のギャップでまず戸惑う料理なのだ。
口に入れると、かなり甘い。カニというのは本来塩ゆでにしたようなしょっぱいイメージがある人が多いと思うのだが、この料理は明らかに砂糖がたっぷりと使われている。そして食べれば食べるほど甘さが気になるようになる。 お父さんはお酒を飲まないのでわからないが、最後まで食べきるお客さんが少ないことを考えると、お酒にも合わないのだと思っている。それぐらい美味しくない。
この甘いカニ料理が好きな人がいるのかもしれないし、少なくとも店の大将は美味しいと思って出しているのだろうが、お父さんはこの1品だけのせいで、このお店の評価はかなり下がってしまっていると思っている。
人間とは不思議なもので、美味しくない料理が多い店でも、1品だけすごく美味しいモノがあると、「あの店は○○が美味しい」という印象になる。今回のお店は他のモノが美味しいのに、カニ料理がおいしくないだけで、「あの店のカニは美味しくない」とマイナスのイメージで語られてしまう。
ただ素人のお父さんは、プロの料理人に「これは美味しくない」と言えるほど食に自信があるわけでは無いので、毎回「美味しくないなあ」と思いながら食べている。 誰か自身のある人が、大将を納得させてあの味を変えてくれないかと願いながら、もう何年も同じ味のカニ料理を食べている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.09.11 00:10:14
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