|
カテゴリ:思い出(社会人・海外)
お父さんは40歳前からいびきがすごいと言われるようになった。2階で寝ていても1回までいびきが聞こえていたらしい。日中も眠気が強くて、デスクワーク中の居眠りは、日常茶飯事になっていた。 そんな時に、同僚女性が旦那さんが無呼吸症候群で病院に通い始めたら、日中の居眠りがなくなったと聞いた。症状がとても似ていたので、お父さんも病院を紹介してもらい、入院検査をして、無事に睡眠時無呼吸症候群と診断された。
いまではC-PAPという、睡眠中に強制的に呼吸をさせる機械をつけて寝ている。おかげで日中の眠気は本当に収まった。しかしながら、このC-PAPという機械がないと、いびきと睡眠中の呼吸停止が発生するので、常に持ち歩かなくてはならない。
宿泊ありの出張でも、常に持ち歩くのだが、機内持ち込み可のキャリーケースの半分ほどの大きさになってしまうので、宿泊時にはどうしても大荷物になってしまう。 ベトナム滞在中に、プライベートにハノイまで行くときも、周りの同僚はリュックひとつで出かけるのに、お父さんはキャリーバッグを持っていく。さらに食事に行くときに財布やタブレットを持ち歩くためのトートバッグも持つので、一人だけ大荷物で出かけなくてはならない。
増える荷物はC-PAPだけではない。C-PAPは電源が必要なので、宿泊先での電源の確保が重要だ。枕元に電源があればいいのだが、古いホテルや旅館などは枕元に電源が無いことが多々あるので、枕元まで延長コードが必要になる。つまりは延長コードも持ち歩かなくてはならない。今は5mの延長コードも一緒に持ち歩いている。 さらに海外出張の場合、水のタンクに入れるペットボトルの水も必要になる。海外では水道水を使うとタンクが真っ白になってしまうのだ。
もう一つ、睡眠時無呼吸症候群になってから不便になったことがある。鼻を覆うマスクをつけて寝るのだが、このマスクがそれなりに大きい。お父さんは寝る前にタブレットで本を読むのだが、マスクを着けたままだと老眼鏡がかけられないので、マスクを外した状態で読んでいる。 その結果、そのままマスクをつけずに寝落ちしてしまうことが結構あるのだ。マスクを優先すれば本が読めず、本を優先するとマスク無しで寝てしまう不安がある。
睡眠時無呼吸症候群は立派な病気の一つであるが、進行性でもないし、通常死に至る病でもない。マスク無しでも良いのではと思うことも多々あるのだが、コロナを悪化させる基礎疾患の中に、睡眠時無呼吸症候群は入っている。いつコロナになるかわからない世の中なので、やはりしっかりマスクはつけて寝なければならない。本当に面倒くさいことになっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.11.07 00:10:16
コメント(0) | コメントを書く
[思い出(社会人・海外)] カテゴリの最新記事
|