お父さんから子供たちへ

2024/07/10(水)00:10

電化製品とお母さん

思い出(社会人・海外)(1058)

 工業用の機械や電化製品というのは必ずメンテナンスが必要である。それに比べると家庭用電化製品というのはメンテナンスというものを極力やらなくて済むように設計されている。そのためかなりずぼらな人がメンテナンスをしないで使用していても、問題なく使用できることも多い。 しかしながら、取扱説明書を読めばわかることだが、メンテナンスを全くしなくてよい電化製品は少ない。基本的にはある程度の定期的なメンテナンスをしないと、故障の原因になったり性能を発揮できなくなってしまう。  ところが我が家のお母さんを見ていると、電化製品にメンテナンスが必要という意識を感じない。もちろんフードプロセッサーをきちんと洗うとかそういうことは出来るのだが、性能を維持するための定期的な確認や調整・掃除というのができないのだ。  例えばエアコンは、定期的にフィルターの掃除をしなければならない。これをしないとフィルターに詰まったほこりなどのせいで風量がきちんと出なかったり、モーターに負荷もかかるので故障の原因になる。 だがお母さんの場合、フィルターがどこにあるのかすらわからないし、下手に外すと元に戻すことができない。長期でお父さんが出張に出ている間にお母さんがエアコンのフィルターを掃除したことは一度もない。  先日炊飯器の調子が悪いと言われて確認したら、内蓋のゴムパッキンが切れていた。これでは正常な圧力を保つことができないし、上記が横へ漏れてしまう。たまにおこげができるというのは、ここから蒸気が漏れてしまうので水分不足になってし待っていたのだろう。パッキンを交換できないか調べたが、内蓋まるごと交換するパーツしかネットでは見つけることができなかった。  パソコンにしても、お母さんが使うとデスクトップ上にファイルが山ほどあるので、パフォーマンスが悪い。定期的なクリーニングなどもやっていないので、動作がどんどん重くなっていく。詳しい人から「メモリが足りないのでは」と言われたと言ってくるのだが、メンテナンスをしないからという可能性が非常に高い。  掃除機、IHヒーター、トイレの便座など様々な電化製品のメンテをお母さんがしないので、お父さんが気を抜くとよく問題が発生する。 メカ音痴と一言で片づけられない我が家の問題である。電池交換や電球交換も子供達を含めて何度説明してもきちんとやることができない。子供ができないのを理由に、普通にやってしまうお父さんがおかしいのだとお母さんに言われることがあるが、他の家庭ではどうしているのだろうか。  そもそもお母さんは、構造をみて理解し、それに対応するということができない。だから本当にちょっとしたことですら対応ができずに不便な思いをしている。お父さんから見るとお母さんのほうが不思議な人なのだが、いったいどちらの言い分が正しいのだろうか。  お母さんの場合はお父さんがなんだかんだと対応するので良いのだが、子供達は将来どうするのかと不安になる。

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