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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
東京都知事選が終わった。結果は事前の予測通り現職の小池知事が当選となったが、マスコミで散々取り上げられ、また本人もかなり乗り気だったと思われる蓮舫さんが次点ではなく3位だったことには笑ってしまった。政治的信条はともかく、悪口や揚げ足取りばかりで当選できるほど選挙は甘くないということだろう。それでも100万以上の票が集まるのだから、一定の人気はある人なのだと改めて感じた。
今回の都知事選は、政策とは関係ない話題で盛り上がっていたという感想しかない。議員というよりタレント的な動きが報道されていた蓮舫議員の立候補うから始まり、過去最多の56人の立候補者が出て、ポスターを貼る場所がないとか、選挙演説で妨害的なヤジがあったなど、マスコミの報道もどうかと思う。もちろんそれを面白がって見る人が多いからそういう報道にもなるのだろうが、こんなことでいいのかなとは思う選挙だった。
さて今回の投票率は、平成以降2番目の高さで60%強あったようである。40%の人が投票をしていないので、高いと言われても「そうなのかな」と思う数字だが、国政選挙などはさらに投票率が低いのだから、東京都民はかなり選挙への関心度が高かったと言えるだろう。
お父さんの独断であり、真実でも何でもないのだが、小池候補が一番まともだろう(このまま余計なことをしないだろう)と思う人は小池候補に、革新系というか左翼系の人は蓮舫候補に、どちらも嫌だという人は石丸候補に投票したのだろうと思う。 また投票率の高さは、共産党の応援を受けた蓮舫候補が当選するのが嫌だという人たちがかなり多く、彼らの危機感が投票所に足を運ばせたのではないかと思っている。
古くは美濃部東京都知事の都政、最近では民主党が政権を取った平成の3年間、子の2つは、政治によっては一般人がかなりの被害を受けるということを知らされた出来事だったと思う。 普段は自分の1票が政治を変えるとは思っていない人たちが、危機感をもって投票したからこそ、投票率が高かったと勝手に思っている。
さて本題は、自分のもつ1票の重みについてである。お父さんも日本にいるときは基本的に選挙権を放棄せず、必ず投票に行っている。投票した候補が当選しようと落選しようと、選挙権を行使することで、その後の政治に対して意見が言えると考えているからだ。 お父さん自身は、自分の1票が世の中を変えるとは思っていない。選挙の関係者は「あなたの1票が世の中を変える」というようなことをよく言っているが、お父さんは20歳で選挙権を得てから30年間で、自分の1票が選挙結果に影響したと実感したことは1度もない。
お父さんが投票して当選した候補は、お父さんが1票を入れなくても当選しているし、お父さんが投票せずに落選した候補は、お父さんがその候補に1票入れたとしても落選していたという結果しか見たことがないからだ。 世の中には数票差で当落が決まる選挙もあるようだが、お父さんが参加した選挙では1度も経験したことがない。だから自分の1票に影響力があるとは思っていない。
話題になっていても、予想される候補がダントツで当選すると予想される選挙で投票率が低いのは、おそらくほとんどの人が1票の重さというのを感じていないからだと思う。自分が投票しようがしまいが結果は変わらないと思っているからだ。 もちろん投票したい人がいないということもあるだろうが、お父さんはそういう時には白票を入れている。
1票の集まりが、万を超す投票結果につながることは理解できるが、自分の1票の重さを言われても実感することは一生ないだろうと思う。政治に参加している意識が強い人は何も言わなくても投票するだろうし、自分の1票がなくても結果に影響はないと感じる人は選挙よりも日曜日の予定を優先する。1票の重さを実感できる選挙制度は作れるのだろうかと考えてみても、良い案は浮かばない。まあそんなものがあったらとっくに実施されていることだろう。
余談ではあるが、政党が人気のある芸能人を候補(特に比例区)にするのは、ファンが投票してくれることを期待しているのだろうが、そういう政治以外の人気を利用することに嫌悪感を持つ人の表は離れていくだろうと思う。プラスとマイナスで、それでもプラスの方が多いというデータがあるのだろうかと不思議に思う。あるのなら一度見てみたいと思うのはお父さんだけだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.11 00:10:12
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