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2024.07.21
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 クオリティオブライフという言葉を最近よく聞くようになってきた。英語表記の頭文字をとってQOLとも言われているが、直訳すると生活の質とか人生の質という意味になる。もともと医療や福祉の分野で使われていた言葉であり、苦痛を伴う治療や手術などで超気に渡って自力で行動ができないとか、自立した生活を捨てて延命メインの治療をするのか、それとも治る見込みのない病気だからとできる限り自立した生活ができることを優先して治療は最小限にするとかの問題として扱われていた。

 

 ところが世の中にはよく勘違いする人が出てくる。字面だけとって、QOLを自分の人生が充実しているかとか、幸せかなどの判断をする考え方だと思う人が出てくる。お父さんが若い頃イタリア料理を「イタメシ」と言うのが流行ったのだが、「炒めるご飯」つまりチャーハンの事だと勘違いしている人が結構いた。お父さんも最初に言葉だけ聞いた時は「チャーハン」だと思ったので、同じ人がいてほっとした思いがあり記憶に残っている。

 

 世の中には、勘違いが本来の意味を越えて常識になることが少なくない。ことわざなどでもよくあって、「情けは人の為ならず」というのは、人に情けをかけるのはその人を助けるためではなく、周り回って自分が助けられるのだから、人に情けをかけることは大事であるという意味なのだが、結構な数の人が人に情けをかけるとその人の為にならないから助けてはいけないという意味にとっている。

 漢字の読み間違いが常識になった例などさらにたくさんある。重複と言う字は本来「ちょうふく」と読むのが正しいのだが、世間では「じゅうふく」と読むのが普通になり、今では辞書に読み方として「じゅうふく」も載るようになってしまっている。

 

 さて少し話が脱線したが、QOLを自分がいかに人生を楽しむかというようにとらえると、最近の傾向として「仕事は悪」「残業は悪」「私生活の充実が最優先」という考え方が出てきやすい。

 万民平等で平和憲法と言われる日本国憲法に国民の義務として「勤労」があるのだが、それを悪とする考え方はどうなのだろうか。お父さんもそうだが、一般の人は一日8時間で週5日の仕事を定時間として働いている人が多い。毎日の生活の多くの時間を使っている仕事の充実なくして人生は良くならないと思うのはおかしいことなのだろうか。

 

 ワークライフバランスという言葉も最近流行り始めているが、これは仕事時間とプライベート時間の割合をきちんと調整し、どちらの時間も充実するようにバランスを取りましょうという考え方である。

 昭和生まれのお父さんには理解は出来ても共感は出来ない。生活を支える基盤である収入を左右する仕事と、趣味や遊びで消費するほうのプライベートを同列に扱うことは正しいのだろうかと思ってしまう。

 

 概念が作られて現実がそれによって変化させられることは、昔からいくらでもある。共産主義はマルクスによって概念が作られて、ソ連・中国などで実施されたがうまくいったとは現段階では言えないだろう。

 理想があっても人間は理論通りに動かないからだ。仕事時間8時間、プライベート時間8時間、睡眠時間8時間で各三分の一ずつバランスを取ろうと決めても、それでプライベート時間に充実したときを過ごせる人は少ないだろう。そもそもプライベート時間の何をもって「充実」とするのか定義がない。

 

 概念が出てくることは、考えるきっかけになるという意味では悪いことではないが、無理やり流行させて強制させると、逆に重荷になってしまう。仕事が終わって家でテレビを見ながら晩酌していれば幸せだった人が、仕事帰りにジムで運動をし、週末は無理やり趣味を作ってそれに取り組まなければならないとなったら、その人がそれを望まない限りはストレスにしかならないだろう。人は強制されるとストレスを感じることの方が多いのだから。






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最終更新日  2024.07.21 00:10:12
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