|
カテゴリ:ミステルの「サッカー四方山話」
今シーズンのリーガに於いて、現在まででバルサが勝てていない唯一のチーム(エルクレスにはもう勝ったので)。
奇しくも、引き分けに終わった第6節と同様、司令塔シャビを欠いてのゲーム。 さらには、サイドの職人D・アウベスも不在となると、少々不安を感じるのは私だけ? ゲームは予想通り、シャビのいないときの悪さが顕著に見える。 リズムを変える縦のパスがなかなか入らない。 マジョルカは「今度こそ」の思いも強く、ドン引きで守ろうなどという気配は毛ほどもない。 前線から積極的にプレスをかけて、ガチンコ勝負。 バルサには珍しく、受け手のイメージ無しの、単なる「クリアー」が何度も・・。 最初の決定機はマジョルカ。 前半15分 左コーナーキックからウエボ。 付いていたS・ケイタの頭一つ上からヘッドをかますがバーの上 今度はバルサ。 マジョルカ陣内バイタル左で粘ったビジャからメッシ。 メッシ斜め右に切りこみながら中央のイニエスタとワンツー! 完全に抜け出すもシュートはゴールの左上空へ。 この手のシュートミスは珍しい。 前半32分マジョルカ。 センターサークルからのフリーキック。1発でセンター右のデ・グスマンへ。 後方からの難しいパスをダイレクトで合わせてシュート 惜しくもキーパーの正面。 交互に訪れた決定機、4回目にモノにしたのはバルサ。 バイタル左、ケイタから前方でゴールに背を向けたメッシに。 メッシダイレで返すと、反転して一気に中央のスペースへと、カーブしながら入って行く。 ドンピシャのタイミングでケイタから大きなループのパス メッシ、胸でコントロールした直後にヘッドでキーパーの頭上を越えるシュート。 ゴール 1-0。 何度も言っているように、バルサのパサー相手に、バイタルエリアで3m開けるという事は、 ドンピシャのスルーが出てくるという事。 ビルバオ戦の先制シーンでのシャビの反転直後と言い、その一瞬は他チームのパサーを 数秒間自由にしたのと同じ意味を持つのだ。 イニエスタ、シャビがブスケツ、ケイタ、また時にはメッシと織りなすハーモニーのなかで 前を全く開けないという事は不可能。 ならば、その「一瞬のラインコントロール」との両立が不可欠と言えるだろう。 ハーフタイムのスタッツではバルサのポゼッション70%を超えていたが、実際は、 先制点が入るまではポゼッションを含めて互角に見える戦いだった。 だが先制点以降、リズムの変化という意味で改善され出したバルサ、 後半に入ってさらにポゼッションに余裕が出てくる。 その後半11分、 マジョルカは、左サイドの突破からピケを左コーナーに追い詰めるのだが、 これをブスケツのフォローで何とか掻い潜る。 この時、バルサ陣内に入り込んだマジョルカ選手7枚。 最初のプレスを凌がれた後、潰しに行くでも無く、かといって自陣へ引くでも無い、 中途半端な、間延びしまくった距離で、ダラダラと守る。 当然のように、自陣中央でどフリーのブスケツからロングスルー一発 無人のマジョルカ陣内を行くビジャ、キーパーのもかわしてゴール。 2-0。 勝負あり。 おまけは後半20分。 左サイドで受けたペドロ、ドリブルでカットイン、ペナルティの角からミドルシュート。 ボールは大きく弧を描いてゴールイン ゲームは3-0で試合終了。 リズムが悪い時は「個」で、またもしっかり乗り切ったバルサ。 しかし、この後も過密日程がいよいよ厳しくなる。 一つくらい落としてくれると、4月のクラシコ2連発がより面白くなるんだけど・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/03/01 04:26:17 PM
コメント(0) | コメントを書く
[ミステルの「サッカー四方山話」] カテゴリの最新記事
|
|