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カテゴリ:しあわせのひととき
娘の娘らしいエピソードです。
娘は、スイミングスクールに通っています。 幼稚園の時に「泳げるようになりたい!」と言われたのですが、 仕事もしていた為、悩んだ末、 既に子供を通わせているママ友達にお願いして、 習い始めました。 小学校に入り、今はスクールバスで通っています。 年末、一緒にバスに乗ってる他の小学校の子にいじめられ、 どうしても行きたくない、と始まりました。 でも娘は水泳が大好き。いじめから解放して、 大好きな水泳を続けさせてあげたい、そう思って、 車で送り迎えにするか、曜日を変えるか、 いっそのこと、スクールを変えるか、 それとも、水泳自体を辞めるのか、娘と相談しました。 結果、試しにまずは曜日を変えてみる事に。 私も一緒にバスに乗り、数回。 すると、毎回楽しく帰って来てもとの娘に戻りました。 そうしていよいよ一人で通う事になって2回目のある日。 バス停にお迎えに行くと、 娘が下りてくるどころか、バスは私を無視して走り去った 「あ~。降り忘れたな。寒い中20分も待ったのに…」 そう呟きながら、スクールに電話。 「バスから降りて来なかったので、乗り過ごしたと思うんですが」 すると、無線で調べてくれるという。しばらく待たされた後、 「あの~。。。もう全員おろしたと運転手さんが言っています」 「・・・え~!!!!」 そうです。娘は行方不明になってしまったのです。 一瞬で頭の中で、色々な考えがめぐりました。 どこか間違った場所で降りたんだろうか? だとしたらどうやって探したらいいんだ? 乗り送れたんだろうか?だったら、自分で係の人に言うと思うけど… こんなに真っ暗な中、いったいどこにいるんだろう??? どうしよう、どうしよう・・・ 「あの、乗り遅れていないですか? 間違って、違うコースのバスに乗ってませんか? 探して下さい!!」 こう言うのが精一杯でした。。。 しばらくして。。。 「あのー。探しましたら、今レッスン受けてるみたいですけど…」 「・・・はぁ~!?」 「ですから、5時半からのレッスンを、今受けています」 「え~!?なんでですか?」 「・・・わかりません」 かくして、一時間半遅れて帰ってきた娘。 「おかあさん、心配掛けてごめんなさい」と号泣。 「いいのよ、無事に帰ってきてくれたら、それで」 なぜこのような勘違いが起きたかは、 ちゃんと係の人に報告したそうだ。 私にも教えてくれた。 しかし疑問は膨らむばかり。 4時からのレッスンのバスに乗ったのに、 5時半までの間、娘は何をしていたのだろう? 「変だな」って「遅いな」って、なぜ思わなかったのだろう??? しかし私は聞かない。 彼女が「心配掛けてごめんなさい」って泣いたから。 そして、のほほ~んと、自分の世界に入ってしまい、 一時間半もの時間でさえも、 何の疑問も持たないまま過ぎてしまったであろうことは、 あまりにも「娘らしい」出来事で。。。 あの時は、本当になきそうになった私だけど、 今は娘の過ごした一時間半を想像しただけで、 笑えてしょうがない。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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