カテゴリ:映画
昨夜の続き。
殺されたヨシノは一人っ子で。 かわいい一人娘を殺された父親は。 殺される前に。 大学生の男に車から蹴り落とされて。 人気のない山中に置き去りにされたことを知る。 結局、この大学生が。 娘を山中に置き去りにしなければ。 彼女は死なないで済んだのよ。 この大学生は。 実家が老舗の有名旅館ということで。 金にモノを言わせて。 いつも、取り巻きを引き連れて。 その小さな世界で王様になっているような。 小さい男。 ヨシノの死さえ。 取り巻きの前では笑い話にしてしまうほど。 小心者。 偶然、路上で会ったヨシノを。 気晴らしになるかと思ってドライブに誘ったけど。 彼女のことがウザくなり。 罵詈雑言を浴びせたアゲク。 山中で、車から蹴り落とす このことを知ったヨシノの父親は。 この大学生に復讐しようと。 スパナを隠し持って後をつける。 でも、結局。 父親は、彼を殺さないのよね。 「憎い」 「殺してやりたい」 とは思っても。 普通のヒトは。 ヒトを殺したりしないのよ。 この大学生も、たしかにヒドイヤツだけど。 こ~いうヒトもよくいるっちゃ、いるし。 実際、殺人まで犯したワケではないので。 まぁ、普通のヒトと言えるかしらね。 イヤなヤツはイヤなヤツだけど。 こ~いうヤツは守るモノが多すぎて。 殺人のような大事件を。 最も起こしにくいヒトと言える。 だけど、ユウイチは。 殺してるのよね。 最初は。 「アタシをレイプしたと訴えてやる」 と叫ぶヨシノのクチを押さえていただけだけど。 その後、その手は首にまわり。 絞殺しちゃうのよ。 クチをふさいでいたら死んでしまった。 というのなら。 過失だろうけど。 明らかに首を絞めてるのよね。 そして、最後。 いよいよ警察が。 自分とミツヨが隠れている場所に。 来るかもしれないってときに。 ユウイチはミツヨの首を絞めるのよ。 まぁ、途中で警察が来て。 ミツヨは死なずに済むのだけど。 アタシも映画を見るまでは。 ミツヨを共犯者にしないために。 クビを締めてるフリをしたのかと思ったけど。 映画では。 確かに警察が彼を捜して。 近くまで来ていたけど。 ユウイチ自身は、そのことを知らないのよね。 ってことは。 明らかに殺すつもりで。 ミツヨのクビを締めたのよ。 単純に、愛するモノを失いたくなかっただけなのか。 ミツヨのことがウザくなったのか。 サダカでないけど。 そ~いえば、ユウイチには。 育ててくれた祖父母に内緒で。 自分を捨てた母親に何度か会い。 会うたびにお金をせびる。 というエピソードもあるのだけど。 母親からお金をせびることで。 自分が加害者、母親が被害者という関係性を作る。 みたいな。 まぁ、このエピソードも。 ミツエのクビを締めた理由として挙げられるかもしれないけど。 なんか、普通 じゃ、ヨシノはなぜ? みたいな。 まぁ、フィクションなので。 考えても仕方ないけど。 この映画が海外の映画賞を逃すのも。 わかる気がするわ。 だって、複雑すぎるもの もっと単純明快なほうが。 好まれると思うわ。 「送りびと」は。 日本人でさえ知らない神秘的&伝統的職業=異文化の魅力と。 美しい田舎の風景と。 シンプルなストーリー。 これが勝因だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.14 12:55:58
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