内容(「BOOK」データベースより引用しました)
子供だろうが老人だろうが、テロリストだろうがロマンチストだろうが、
金さえ払ってくれれば誰でも乗せる。
そしてどんな人間でも、このタクシーから降りるときには必ず笑顔になる。
それがスマイル・タクシーだ。(本文より)
腕のいい運転手がいればピンチはチャンスに変わる。
強盗少年とお人好しドライバーの全てを懸けた逃走劇!
家出少年が、濡れ衣を着せられた男が、バツイチの女性弁護士が、
右手を上げてタクシーを止める。
少年は失踪し、タクシーは消え、思わぬ真実が待ち受ける。
江戸川乱歩賞作家が満を持して完成させた感動と興奮の書き下ろし長編ミステリー!
家出した強盗少年、バツイチの女性弁護士、そして濡れ衣を着せられた男
それぞれ別のタクシーに乗り、別々に進んでいく話が 最後にはつながります。
読んでいれば大方の人が 多分 結末が途中で分かっちゃうと思う。
物語のどんでん返しはないけれど、最後の最後で驚かされます。
その部分、無くても小説的にはまったく問題ないと思うのだけど・・・