空のへや

先週金曜日から出血していましたが、日曜日に本格的な生理が始まりました。
そのため、体外受精に向けて、今日から排卵誘発剤を開始します。

今回私が使う排卵誘発剤は、先日の日記にも書いた、リコンビナント（遺伝子組み換え）卵胞刺激ホルモン（FSH)製剤、フォリスチム。
2005年8月に発売されたばかりの新しい薬です。
今まで私がAIHで使っていたHMG（ヒュメゴン）は1984年の発売。
排卵誘発剤は、1990年に発売されたフェルティノーム（FSH）が一番新しいくらいで、久しぶりの新発売だそうです。

今日は75単位＋150単位の二本を注射。
筋肉注射をお尻に打つと痛いので、私はいつも二の腕に打っています。
ヒュメゴンに比べると注射時の痛みは少ないのですが、しばらく腕が重い感じがありました。
でもこれくらいの痛みなら、毎日注射しても大丈夫！！
今日と明日は量を多く打つのですが、三日目からは150単位になるとの事。

気になるお値段ですが・・・
診察代380円＋注射代二本で11,130円、合計11,510円でした！！
噂通り、高い～！！
でも明後日からは、安くなるから・・・と自分に言い聞かせつつ帰宅。
150単位一本だったら、7,500円くらいかな？と想像しています。
やっぱり自費診療って、高いですね～

帰宅後、母に電話。
体外受精の治療を始めた事は、昨日報告したんです。
でも肝心のお金の話については時間がなく話せませんでした。
母は先日、体外受精にかかるお金を出してくれると言ってくれました。
その事について、お願い＆確認の電話です。

○今日から排卵誘発剤を打ち始めたこと。
○予定では、2月頭頃に採卵をすること。
○体外受精にかかる費用は（採卵、培養、胚移植）で30万。薬が10万程度。
○今週末に実家に行った時に、お金を貸して欲しいこと。

母は、「私が出すと言ったんだから、全額出すよ。」と言ってくれました。
でも私はどうしても納得できません。
今はお金がないので、借りたいと思っています。
でも私は子供が欲しいと思っているのに、親に甘えているのはどうか？と思うんですね。
子供が子供を産むのはダメだろ！と思うのです。
親しき仲にも礼儀あり。
親子と言えど、むやみやたらに甘えていいとは思えないのです。
私の気持ちを聞いた母は、「大人になったね～」と言ってました。

今回の体外受精が成功しても、しなくても。
家のローンがあるから、返済金額は小額ずつになると思います。
かなり時間がかかるでしょう。
でも必ず返します。だから貸してください。とお願いしました。

母は、了解してくれました。
私が不妊治療で苦しんでいる事。
そして私が何回も手術を受けるたびに、母も辛いと言っていました。
だからせめて、金銭的に援助したかった、と。
その言葉を聞いて、私は幸せ者だと涙が出ました。