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愛猫チャッピくん&ミミちゃん、ふたりが織り成す"ありえない"にゃんこワールド。
いったいどこまで迷走するのやら。だれも止められません。
Feb 18, 2018
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テーマ:猫のいる生活
カテゴリ:カテゴリ未分類
長ったらしいタイトルでご免あそばせ。
なんせ映画のタイトルそのものが長ったらしい。
古い映画ですね、1984年の作品です。


この映画の監督は、しがないTV俳優だったクリント・イーストウッドを一躍、スターダムに登らせた、マカロニ・ウェスタンの巨匠セルジオ・レオーネです。

イタリアの映画監督がアメリカのギャング映画を撮るのも異質ですが、主演俳優のキャスティングも一筋縄でいかなかった。
制作当初は主演にヘンリー・フォンダが予定されていたのですが、映画製作前の1982年に亡くなったため実現しなかったのです。
結局、主演は名優ロバート・デ・ニーロに決まりました。

これが功を奏しました。
まさに当たり役!
もともとロバート・デ・ニーロはこの作品以外にも出世作である「ゴッドファーザー PART2」を始め、「グッドフェローズ」、「カジノ」、「マラヴィータ」など汚れ役が上手ですからね。
さらにこの映画は公開後にもひと悶着ありました。
それは、この映画が3時間49分と云う、非常に長尺の作品(DVDで2本)のために、製作会社は一般大衆受けしないだろうと、監督に断りなく勝手に編集、上映時間を大幅に短縮してしまったのです。

それがために、脚本の草案から公開まで10年以上と云う力作が、批評家たちから酷評される憂き目にあうことになりました。
しかし、日本やヨーロッパの一部の国ではオリジナル版が公開され、とても高い評価を得たのです。

しばらくして、レオーネは自身が編集し直して3時間49分の完全版を作り上げます。
そして再びアメリカで公開すると、それまでの不評が打って変わってギャング映画の傑作として捉えられたのです。
いかに制作会社の編集がいびつでえ~かげんだったのか。
この作品が完成後、レオーネは過労による心臓発作で逝去しました。
この映画がレオーネの遺作となったワケです。

余談ですが、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の229分と云うのは、確かに長いですが、あの「ベン・ハー」でさえ同じくらいの上映時間です。

世界で最も長い映画は2020年公開予定、スウェーデンのアンデシュ・ヴェドベリによる実験映画「アンビアンス」です。
総上映時間は720時間(30日)になる予定。
しかも公開は一度だけで、公開を終了するとフイルムは廃棄予定です。

2016年時点で400時間あまりの撮影が終わっています。
昨年の時点で2本の予告編が公開されてますが、予告編だけで1本は72分、2本目は439分(約7時間20分)。
今年中に、もう1本予告編が公開予定ですが、これの長さは72時間になる予定です。
「アンビアンス」は別格にしても、既に上映されてる映画でも異常に長い作品があります。
筆頭はフランスのジャック・リヴェットが監督した「アウト・ワン」ですね。
12時間40分!

小説家バルザックの「13人組物語」がベースになっている、「13人組」と呼ばれる秘密結社の存在を8つの異なるストーリーで語る作品で、DVD7枚組で販売されています。

活気を失った村に住む悲観的な人々の様子を描いた、ハンガリーの至宝とも称されるタル・ベーラ監督作品「サタンタンゴ」の上映時間は7時間12分です。
こちらはDVDで4枚組。

もう1本、こちらはご覧になった方も多いでしょう。
1965年から1967年にかけて公開されたソ連時代のロシア映画「戦争と平和」です。
日本では第1部と第2部を統合、第3部と第4部も統合して2つに分け、しかも大幅にカットしながら、それでも2回に分けて公開されてます。

実際は6時間半を超す超大作で、戦闘シーンに12万人を超すエキストラを動員。
セリフのある役者だけで、559人と云うとてつもない映画です。
この映画は史上最も製作費のかかった映画とされてます。
この作品もDVD4枚組で販売されてます。
おっと、本筋からだいぶ逸れてしまいました。
閑話休題(笑)

と、云うワケで、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」と云うタイトルも上映時間も長い映画のDVDを観なおして(実は2度目です)みたのですが、やはりよくできた作品です。
しかし、私的には佳作には違いないけど傑作とは呼べないのですよね。

物語は禁酒法時代にニューヨークのユダヤ人ゲットーで育った2人のギャングの生涯を描いたもので、少年時代から老いてヨボヨボになるまで描いています。
それはい~のですが、回想シーンに回想シーンが重なって、物語の把握がしづらい。
この辺が単純明快な展開を好むアメリカの監督と、ヨーロッパの監督の違いか?
音楽はレオーネとのコンビで名高いエンニオ・モリコーネです。
舞台は1920年代初頭、ニューヨークのユダヤ人街。
ヌードルス(後のロバート・デ・ニーロ)は仲間の少年たちと悪事を働いて、お金を稼いでいました。
そんなある日、ヌードルスは、ブロンクスからやってきたマックスという少年と出会います。
はじめこそいがみ合うふたりでしたが、なんとなく馬が合い、仲間たちと一緒にどんどん犯罪に手を染めていくのです。
そんなある日のこと、マフィアのボス、バグジーに目をつけられたヌードルスたちは、銃を手にしたバグジーに襲われます。
ヌードルスの仲間のひとりが撃たれて亡くなり、怒ったヌードルスはバグジーを刺し殺してしまうのです。


数年後、刑期を終えたヌードルスをマックスは出迎え、ふたりは再会を喜び合います。
ヌードルスがいない間にマックスは、設立した葬儀会社を隠れ蓑にして、手広く犯罪行為を行っていました。
そして稼いだお金はコインロッカーの鞄の中で積み立てられてました。
お互いに好意をもっていた友人の妹、デボラも美しく成長してました。
ここで私が強調しておきたいのは、各俳優の演技力もそうなんですが、もうひとつ、見事なセットのことです。
これ、まさにアールヌーボーの極致みたいなお部屋ばかりなり。
とりわけヌードルスがデボラとのデートで借り切ったフレンチ・レストランの豪奢なこと。

しかしデボラはヌードルスより女優への道を選び、ひとりハリウッドへと去っていくのです。
マックスは、ヌードルスの反対を押し切って、マフィアの仕事も請け負うようになります。
ヌードルスとマックスの間には少しずつ、考え方の違いによるずれが生じてきたようです。

やがて禁酒法が終わり、マックスたちの仕事にも陰りが見えてきました。

ある日マックスは、新しい仕事の計画をヌードルスに打ち明けます。
全米一警備が厳しい連邦準備銀行を襲撃して、お金を盗むというものでした。

ヌードルスは「狂っている」と激しく反対しますが、マックスは頑として引き下がりません。
マックスの愛人キャロルは、「警察に密告して計画を止めることしか、マックスの命を救うすべはない」と。
ついにヌードルスは、友人を救うため警察に密告電話をします。
それにも関わらず、計画を実行したマックスたちは警官に撃たれ、皆死んでしまうのです。

もう、こうなったら仕方ありません。
ヌードルスは積み立てしてたお金を取りに、コインロッカーの鞄を開けます。
何故かお金は消えていました。

裏切り者として追われるヌードルスは、ニューヨークを離れます。
やがて時が流れ、年老いたヌードルスが再びニューヨークに戻ってきました。
届くはずのない墓地改装通知が送られてきたので、真相を確かめるためです。

マックスたちの墓参りに訪れたヌードルスは墓地で「鍵」を見つけます。
それは、コインロッカーの鍵でした。

ここから物語は思わぬ展開をします。
コインロッカーの鞄の中身は?久しぶりに会ったデボラの息子が誰かにそっくり!そして見ず知らずのベイリー長官のパーティーに参加したヌードルスは、長官の真の姿に愕然とするのです。
と、云うようなストーリーで、なかなかによくできた物語。
最後のシーンで、ヌードルスは行きつけのアヘン窟に赴きます。
大勢のアヘン中毒者がそこかしこに横たわっている。
ヌードルスもまた、その中のひとりに加わります。
アヘンが効いてきたヌードルスの、中毒患者独特の薄気味悪いニタリ顔が大写しに写されて、この映画は終わるのです。
この後になにか、えたいの知れないストーリーを予感させるような。
この映画の最大の欠点はズーム・アップしたり引いたりするときに、カメラの軸がブレてしまうことです。
これはマカロニ・ウェスタンでも同様にブレてました。
カメラを三脚に固定して、モーターでズームしてれば決してこんなことはおこりません。

これは明らかに手持ちで、機械を使わずズームしているからなんですね。
これが観ていて、なんともキモチ悪い。
撮影がトニーノ・デリ・コリと云うイタリアのカメラマンなので、アメリカのカメラマンと感性が違うのか?
結局、セルジオ・レオーネはこれだけのヒット作を作っておきながら、批評家たちからの評価は相対的に低かったのです。
レオーネは生涯を通して自身とその監督作品に映画賞が与えられたことは一度もありませんでした。

それはレオーネが制作したマカロニ・ウェスタンが、開拓者精神といったアメリカ固有の精神風土を無視し、生々しい暴力描写を描いたため、保守的な批評家たちからの反発を招いたためでした。

しかしクエンティン・タランティーノなど、若い世代の監督たちがこぞってレオーネから影響を受けたことを告白しています。
1992年に公開されたクリント・イーストウッド監督の西部劇「許されざる者」では、ドン・シーゲルと共にレオーネに対する献辞が捧げられました。

ちなみにデ・ニーロは役に成りきるための努力を惜しまない俳優として有名ですが、この「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」主演にあたって、ユダヤ人家庭にホームステイしながら、ユダヤ人になりきる努力をしたのです。






Last updated  Feb 18, 2018 05:13:28 AM
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