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カテゴリ:アクアリウム用品の紹介
この記事では購入レビューで紹介した2点の比較について紹介したいと思います。
まずはメーカー公表スペックの比較です。 ![]() 【LIGHT STAFF VA】のほうが【AMATERAS LED 20W】よりも 消費電力が4W大きいこともあり全光束がやや高めになっていますが、照度は倍以上という差があり、PPFD も約1.5倍という値になっています。 演色性では【AMATERAS LED 20W】が Ra97 と非常に優秀な値になっていますが、実際に点灯させてみた感じでは私にはあまり差が感じられませんでした。 波長の相対指数を示すスペクトル表は【AMATERAS LED 20W】は非公表のため比較できませんでしたが、【LIGHT STAFF VA】では青色の450nm付近が最大値となるように調整されているようです。 【AMATERAS LED 20W】のレビューは youTube などでも投稿されている方が多く、水槽の中に影や水面の揺らぎが投影されるのはご存じの方も多いと思いますが、【LIGHT STAFF VA】も表現力はやや劣る気もしますが、しっかりと影と水面の揺らぎが投影されます。 実際に点灯させた際の画像がこちら ![]() ↑(【AMATERAS LED 20W - 反射板無】) ![]() ↑(【LIGHT STAFF VA - 照射角最大】) ![]() ↑(【LIGHT STAFF VA - 照射角最小】) 販売価格の差を考えますと、個人的には植物育成用ライトとして導入を検討するなら【AMATERAS LED 20W】よりも【LIGHT STAFF VA】を購入するほうをおススメします。同じ予算で考えると2灯購入しても余裕がある価格設定は非常に魅力的ですよね。 【観賞用ライトとしてのレビュー】 照度については、公表値を見ると【LIGHT STAFF VA】のほうが高いのですが、そもそも照射角度を何度に設定したときの値か記載が無く、水槽に近い距離からの照射であれば【LIGHT STAFF VA】を最大範囲で照射したときよりも【AMATERAS LED 20W】の反射板を外したときのほうが広範囲に明るく見える気がします。 しかし、販売価格を考慮すると【AMATERAS LED 20W】一個購入するよりも【LIGHT STAFF VA】を2個購入したほうが出費が少なくて済みます。 他に感じた点としては【AMATERAS LED 20W】に反射板を取り付けて使用した場合、肉眼で見た印象としては中心部から外周部に向かうにつれて、あるところ明るさが極端に落ち込むように感じられるのに対して【LIGHT STAFF VA】のほうは照射角度を変えても中心部と外周部の明るさに極端な差が感じられず外周部に向けて徐々に明るさが減衰しているような印象です。 【AMATERAS LED 20W】の推奨照射距離が40cm~150cmとなっていますが、実際水槽に近い距離で照射するとやや光量が強すぎる気がするので私は反射板を外して使用しているため、スリットから光が漏れる分効率の悪い使用法になっている気もします。より高い位置に設置して反射板を付けて複数の水槽を同時に照射するような使用方法でも【AMATERAS LED 20W】のほうが適しているかもしれません。 ただ、【LIGHT STAFF VA】は照度が高すぎるのか、波長の影響かわかりませんが、水中の塵まで投影してしまうため、鮮明に水景を映し出すという点では【AMATERAS LED 20W】のほうが優れているという感じがします。 【育成用ライトとしてのレビュー】 一灯使用時の明るさとしては、【AMATERAS LED 20W】の反射板を外して使用したほうが水槽全体を明るく照らせるという結果でしたが、育成用ライトとして比較するとどうか・・・ 購入直後なので現時点で正しい評価はできませんが、少なくとも光合成の促進については【LIGHT STAFF VA】のほうが有効な気がします。 同時に点灯させているため光が重複する部分がありますが、点灯後数時間経過した際の画像です。 ![]() ↑(【AMATERAS LED 20W - 反射板無】付近の浮草) ![]() ↑(【LIGHT STAFF VA - 照射角最大】付近の浮草①) ![]() ↑(【LIGHT STAFF VA - 照射角最大】付近の浮草②) 画像(【LIGHT STAFF VA - 照射角最大】付近の浮草①)の右側の浮草でたくさん気泡が付いていますが、Co2ディフューザーが近いためその影響があるかもしれませんが、画像(【LIGHT STAFF VA - 照射角最大】付近の浮草②)においても照明の中心部に近い部分で浮草が大きな気泡を付けてくれています。 浮草の下に潜り込んでいるテンプルプラント・ナローリーフは両者ともに気泡を付けていますので、【LIGHT STAFF VA】のほうが光合成を促進する点では有効と考えられます。 続いて低床部のグロッソスティグマの比較画像です。 ![]() ↑(【AMATERAS LED 20W - 反射板無】側のグロッソスティグマ) ![]() ↑(【LIGHT STAFF VA - 照射角最大】側のグロッソスティグマ) おそらく光量不足が原因であまり成長の良くなかったグロッソですが、【LIGHT STAFF VA】を点灯させてからついに気泡を付けてくれました。 光合成には赤系の波長が有効で、成長には青系の波長が有効といわれていますが、【LIGHT STAFF VA】のピークとなる波長は青色の450nm付近でしたので、おそらく育成用ライトとしての性能では【LIGHT STAFF VA】のほうが適していると考えられます。 実際 これまで SHOP BARRELの 【Plant Light 18W (OPT)】も使用してみたのですが、光合成にはかなり有効で気泡がたくさん上がるようになり最初は良いと思っていたのですが、成長があまり芳しくない状態が続いていました。青系の光も含まれているとはいえ、どうも赤系の波長が強く波長のバランスが良くないようで、綺麗に成長してくれませんでした。【AMATERAS LED 20W】は高い演色性に惹かれて購入したのですが、今回【LIGHT STAFF VA】も使用してみた結果、光合成の状態とメーカー公表値の波長のバランス、販売価格から総合的に判断すると、こちらの【LIGHT STAFF VA】は非常に優秀なアクアリウム照明としておススメしたい商品です。 【こちらの掲載商品に興味を持たれた方へ】 ↓ こちらからショップページに移動できます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/03/06 01:09:46 PM
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