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2008年08月01日
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カテゴリ:剣の巻
20080201


   使鼓撃余
   寧余撃鼓
   法住寺前箭如雨
   五萬士馬屯京師
   官不給糧唯掠鹵
   兒拳一試猛虎牙
   中軍之鼓倩渠〓



鼓(つづみ)を使(し)て余(われ)を撃たしむ。
寧ろ余(われ)鼓を撃たむ。
法住寺前(ほうじゅうじぜん)に箭(や)雨の如し。
五萬(ごまん)の士馬(しば)の京師(けいし)に屯(とん)するに、
官(くわん)は糧(りょう)を給(きふ)せず唯(ただ)掠鹵(りゃくろ)。
兒(じ)の拳(けん)一(ひと)たび試む猛虎の牙。
中軍(ちうぐん)の鼓(つづみ)渠(かれ)を倩(やと)うて討つ。



「後白河法皇が鼓(※鼓判官)に我を撃たせようというわけだ。
 むしろ、我が鼓を撃ってやろうではないか」
法住寺の前には矢が雨のように降り注ぐ。
その数五万人の武士団が京都にとどまっているというのに、
朝廷は食糧も支給しなかったのだ。略奪するしかすべはない。
幼い子供が拳を上げて、猛り狂った虎の牙とはどのようなものか試したようなものだ、
法住寺で中軍を指揮した鼓判官が、木曽を憎んで討とうとしたことは。











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Last updated  2008年08月03日 09時10分27秒



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