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2009年02月01日
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テーマ:老荘思想(128)
カテゴリ:Hiekka aikaa


庖丁(ほうてい)、文惠君の為に牛を解く。
手の触るる所、肩の倚る所、足の履む所、膝の〓(おさ)ふる所、
〓然嚮然(けきぜんきやうぜん)たり。
刀を奏(すす)むるに〓然(くわくぜん)として、音に中らざること莫(な)し。
桑林(さうりん)の舞(まい)に合し、
乃ち經首(けいしゅ)の會(くわい)に中(あた)る。
文惠君曰く、「〓(ああ)、善きかな。技も蓋(けだ)し此(ここ)に至るか」と。
庖丁刀を釋(お)きて、對(こた)へて曰く、
「臣の好む所の者は道なり。技よりも進めり。
始めて臣の牛を解ける時は、見る所牛に非ざる者无(な)し。
三年の後(のち)は、未(いま)だ嘗(かつ)て全牛を見ざるなり。
方今(ほうこん)の時は、臣?を以て遇(ぐう)して、目を以て視ず。
官知(かんち)止まりて、?欲は行(おこな)はる。
天理に依り、大郤(たいげき)を批(う)ち、
大款(だいかん)を導(とほ)り、其の固然(こぜん)に因る。
技は肯綮(こうけい)を經(けい)すること未だ嘗(かつ)てあらず、
而(しか)るを況(いは)んや大瓜(だいこ)をや。
良庖(りょうほう)は歳(とし)に刀を更(あらたむ)ふ。割(さl)けばなり。
族庖(ぞくほう)は月に刀を更む。折ればなり。
今臣(いましん)の刀は十九年、解く所數千牛(すうせんぎゅう)。
而るに刀刃(たうじん)は新たに〓(けい)より發(はっ)するが若し。
彼の節なる者は間(あひだ)ありて、刀刃には厚さ无し。
厚さ无きを以て間あるに入る、恢恢乎(かいかいこ)として
其の刃を遊ばすに必らず餘地(よち)有り。
是を以て十九年にして刀刃新たに〓より發するがごとし。

然りと雖(いへど)も族(ぞく)に至るごとに、吾(われ)其の爲し難きを見、
〓然(じゅうぜん)として爲に戒しめ、視ること爲めに止まり、
行(や)ること爲めに遲く、刀を動かすこと甚だ微なり。
〓然(けつぜん)として已に解け、土の地に委(くつ)るるがごとし。
刀を提げて立ち之が爲に四顧(しこ)し、之が爲に躊躇す。志を滿つ。
刀を善(ぬぐ)ひて之を藏(おさ)む」と。
文惠君曰く、「善きかな。吾れ庖丁の言を聞きて生を養ふことを得たり」と。



庖丁為文惠君解牛。
手之所触、肩之所倚、足之所履、膝之所〓、
〓然〓然。豁然奏刀、莫不中音合。
合于桑林之舞、乃中経首之会。

文惠君曰「〓、善哉。技盖至此乎」

庖丁釈刀対曰
「臣之所好者也、進乎技矣。
始臣之解牛之時、所見无非牛者。三年之后、未嘗見全牛也。
方今之時、臣以神遇而不以目視、官知止而神欲行。
依乎天理、批大〓、導大(穴款)、因其固然。
技経肯綮之未嘗、而况大骨乎。良庖歳更刀、割也。族庖月更、折也。
今臣之刀十九年矣、所解数千牛矣、而刀刃若新發於〓。
彼節者有間、而刀刃者无厚。以有入无厚、恢恢乎其于游刃必有余地矣。
是以十九年而刀刃若新發〓。
雖然、毎至于族、吾見其難為、〓然為戒、視為止、行為遅、動刀甚微。
〓然已解、如土委地。提刀而立、為之四顧、為之躊躇満志。善刀而藏之。」

文惠君曰 「善哉。吾聞庖丁之言、得養生焉。」







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Last updated  2009年02月20日 21時14分45秒



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