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カテゴリ:民間防衛
前回記事にて 「潮騒 書いたのですが、ネットで調べ直してみるとどうやら自分の勘違いでした。 探偵ナイトスクープの同放送分で 「なんで(映画『潮騒」の)ビデオが欲しいんや?」と 担当した北野誠さんが潮騒 「いつでも観れるから」と答えた、というのが正しいようです。 東京埼玉連続幼女誘拐殺人事件の折、 『ウルトラセブン』第12話 「遊星より愛をこめて」という幻の作品が話題になりました。 当時この回が録画されたビデオテープはマニアにとって大変貴重で、 同事件の犯人もこのビデオを所有していたと週刊誌で報道されました。 その内容のいかんを問わず、 貴重なもの、珍しいものを所有する者は優越感を抱き、 欲しているが持たざる者は劣等感を抱いたりします。 しかし冷静になって、時間(距離)を置いて省(かえり)みると、 「それほど大騒ぎするほどの代物ではなかった、 どうしてあの時はあんな物を欲しがったのだろうか?」 とむなしい気分になることも少なくありません。 「核武装!核武装!」と核兵器にこだわる人たちの多くは、 ロシア、中国、北朝鮮などの核保有国に「負けている」と考えています。 相手と対等の立場にのし上がるためには …まるで高度経済成長期に、自称中流階級がこぞって 冷蔵庫やテレビやマイカーを買おうとしたのと同じように、 「敵対する隣国と同じく、核兵器を所有するしかない!」 と短絡的な結論を出して、さも得意げに演説を始めるのです。 彼らの欲しがる核兵器がどのような大惨事をもたらすのか、 もっとも重要な部分には触れようともしません。 幼稚な頭脳の持ち主たちが核兵器で武装して、 「うちにも核兵器あるよ? Go ahead, make my day!(こっちもボタン押しちゃうよ、ポチッとな)」 と言い返したい、相手を見返してやりたい、ただそれだけなのです。 上記の理屈は単純だからとてもわかりやすい。 わかりやすいがゆえに世間受けしやすく、 「裁き」を好む国民層を味方につけて 時流の勢いで核保有の道へとまっしぐら、という展開も起こりえます。 「しまった、核兵器など持たなければよかった!」 とやがて後悔する時が訪れるにもかかわらず。 (本稿続きます) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年03月17日 21時29分08秒
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