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2016年11月12日
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カテゴリ:Hiekka aikaa



雑感・映画『悪の法則(原題 “THE COUNSELOR”)』(2013年アメリカ映画)
 + 『戦闘ナイフ』集団の軍事訓練2016年11月〜12月 その4
 
 
   悪の法則 R-15
   21分拡大版本編ディスク付 2枚組【初回生産限定】【Blu-ray】
    監督 リドリー・スコット 
    発売元 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン株式会社
     
http://books.rakuten.co.jp/rb/12627383/
     購入できない商品
     
     4988142984128.jpg
 
前回からの続き)

リドリー・スコット監督作『悪の法則』を見た。
原題は “THE COUNSELOR” である。
同作品に対する日本のレビューサイトを見ると「因果応報」という言葉が散見する。
因果応報は仏教の教えであるから、
必ずしも脚本家コーマック・ マッカーシーの意図を表現しているとは思えない。
だいたい、善悪の基準は文化的、あるいは主観的なものであるから、
Aの正義がBには悪という事例をあえて挙げる必要もないだろう。
 
  
2009~10年頃だったか、対人用ナイフを宣伝できなくなった永田市郎が、
ミリタリー雑誌『ストライクアンドタクティカルマガジン』の記事において
「日本へ敵国が攻めてきた時は、自衛隊員を気絶させて武器を奪って戦う…云々」
との主旨を書いていたのだが、
日々訓練に明け暮れている自衛官たちよりも、
遊び半分で銃に触れている一般人の方が戦闘に向いていると本気で思っているのだ。
それが彼らの「“民兵”というスタイル」であるとすれば
一般人による即席民兵たちがどこまで弾丸雨飛の銃撃戦を戦い得るか、
是非遠巻きに見てみたいものだ。
これらの単なる思い付きを日本の一部マニアが真に受けているのは、
繰り返すように即席的、つまり一足飛びに最前線で活躍したいという
功名心をいたく刺激するものだからであろう。
少なくともグル(指導者)の下にいる限りは
単純明快なスローガンを与えてくれ、嘘でも道を指ししめしてくれるのだ。
臆病者の集団が宗教法人を取得すれば宗派をなし、
政治団体を設立すればイデオロギーで飯を食うわけであって、
その教義を本気で主張しつづけることができるかどうかは、
ダガー規制の議論なり、製造物責任法を突きつけられるなりするまでわからない。
 
 
さて、前述の永田市郎の“民兵として”の計画、
すなわち、任務遂行中の自衛隊員を襲撃してその武器を奪い、
自衛隊の代わりに敵と交戦する場合、法律的にはどのように扱われるのか?
違法行為が多すぎて(戦時国際法にも違反している!)簡単には言い尽くせない。
自衛隊や警察に追われるのは当然として、
敵の攻撃で即席民兵団が射殺されたり、捕らえられるのは承知の上であろうが、
軍人ではなく文民でもなく、戦争犯罪人として扱われるのである。


 
 
 
 (本稿つづく)






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Last updated  2016年11月12日 05時45分18秒



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