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カテゴリ:教育
【子供から学ぶこと】
全国の書店の店員さんが、一番売りたい本を選ぶ「本屋大賞」と いうのがあります。 今年、一位になった本の著作者は、宮下奈都さんという主婦の方で した。 たまたまテレビで、インタビューが放映されていました。 宮下さんは、3人目の子どもさんを授かった時に、小説を書き始め たそうです。 視聴者からは、「子育てと執筆の両立が、なぜできたのですか?」 という内容の質問があっていました。 その中で、私が素晴らしいなと思える話をされていました。 それは、子どもを抑え込もうとはしない、という意味の話をされ ていたのがとても印象的でした。 子どもは子どもの世界で生きているのだから、親が親の理屈で子ども たちを、叱ったりはしなかった、という内容だったと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「子どもが育つ魔法の言葉」(ドロシー・ロー・ノルト著)の本に 次のような話があります。 ●ある家族が、何かの用事で出かけた帰りの夜のことです。 7歳と8歳の男の子は車中でも元気で、両親は後で寝かしつける のが大変だな、と思っていました。 家に着き、車から降りると弟のほうが、夜空を見上げて言いました。 「ねえ、ちょっと星を見ていてもいい?」 お父さんとお母さんは、どうしようかと迷いました。 「なに言ってるの。もう遅いんだから。寝る時間でしょう」 そう言いたいところだったのです。 しかし、両親は一緒に星を見ることにしました。 息子たちは、楽しそうに目を輝かせて星を見上げていました。 子どもたちは、星を見たかったのです。 大人は見慣れた風景として眺めるだけですが、子どもたちは驚きを もって、星を「見る」のです。 大人とは、まったく違う世界が見えるのです。 そういう子どもから、親は教えられることがたくさんあるのです。 ________________________________________ *宮下さんは、親でありながら子供から学んで、一緒に成長しよう と思っていたから、子育てと小説を書くことが両立できたのだと 私なりに感じました。 子どもだけに限らず、植物や、ペットを育てることも含めて、 「育てることは学ぶこと」は真理だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月19日 04時46分58秒
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