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カテゴリ:メンタルヘルス
【感謝する心】
★松下幸之助さんの言葉から― 感謝の心を忘れてはならない。感謝の心があってはじめて、物を 大切にする気持ちも、人に対する気持ちも、人に対する謙虚さも、 生きる喜びも生まれてくる。 だいぶ以前のことですが、体調を少し崩していたこともあったので しょう。 どうも精神的に疲れを覚え、気がめいってはればれとした気持ちに なれずに日々を過ごしていたことがありました。 そんなある日、たまたま出会った親しい友人に、 「どうも最近は、何となく心さみしくて、ときどき世の中を悲観する ような感じにおそわれるんだ。どういうわけだろうか」 と尋ねてみたのです。 するとその友人は即座に、「それは、君、憂鬱病だよ」と言うのです。 自分ではそんなつもりは全くありませんでしたから、ビックリしました が、しかし、そう言われてみると、あるいはそうかもしれないという 気になりました。 そこで「じゃあいったい、その原因はどこにあるんだろうか」と、 さらに尋ねてみると、 「それは簡単だよ」と、次のような話をしてくれたのです。 「君は喜びを知らないんだ。もののありがたさを知らないんだ。 今の君の境遇は、ぼくから見ればきわめて恵まれている。 けれども君は、それを恵まれたことだとは考えていないようだ。 たとえば空気が、こうしてふんだんに与えられていることさえも、 ありがたいと感じてはいないと思う。 だからそのようなさみしさに陥るのだよ。 そのことに気づいて、ああ、ありがたいという気持ちになれば 心を煩わすような問題が起きても、勇気凛々になると思うんだがね」 それを聞いて、なるほどと思いました。 感謝の心などというと、この忙しい現代には時代遅れの遺物だ、と かたづけられてしまうような傾向もあります。 しかし、これは時代のいかんを問わず、非常に大事なことだと思います。 お互いに不安や怒りで心が暗くなったとき、感謝の心を忘れていないか 自問自答してみる。 これも、人生を生きる大切な心得の一つと言えるのではないでしょうか。 (参考文献:松下幸之助著「人生心得帖」PHP) ________________________________________ *どんな事や、モノ、人に「ありがたい」という気持ちがもてない時、 あるいは、そういう気持ちになれない時は、どこか心が沈んでいたり している時が多い。 そんな時、一日を振りかえって何かひとつでも、うれしかったこと、 楽しかったことを思い出して、そのことに感謝すると穏やかな気分を 味わうことができる。 感謝することが、日常の習慣になることが何よりも、幸せな人生を 送っていることになるのではないか。 生きている間に一回でも多く、感謝の念を抱ける人でありたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年11月13日 07時00分08秒
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