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カテゴリ:メンタルヘルス
【悲しみは心の問題ではなく、身体の問題である】
★フランスの哲学者、アランの言葉から― ◎ある精神科医が、人の気分の移り変わりをいろいろと観察し、分析する うちに、ひとつの法則に気づいた。 楽しい時期が終わりに近づくと、赤血球の数が減り、悲しい時期が終わる 頃には増えはじめるのである。 悲しみは、実は赤血球の数の問題なのだとわかれば、話は早い。 いらぬことに思いをめぐらすことを、さっさとやめよう。 悲しみは心の問題ではなく、身体の問題と考えるのだ。 そうすれば、もう疲れや病気と同じことで、ちょっとも複雑ではなくなる。 裏切られた痛みに比べれば、胃の痛みを我慢するほうがまだましである。 同じように、「本当の友だちが少ない」というより、「赤血球の数が少ない」 というほうがよくないだろうか? 感情にとらわれやすい人は、気を楽にすることも、真相を理解することも はねつける。 でもわたしがいま言ったように考えれば、同時にこの両方の解決策に つながるはずである。 〔参考文献:アラン著「アランの幸福論」 訳 斎藤慎子(さいとうのりこ) ディスカヴァー〕 ________________________________________ *アランが言いたかったのは、感情の影響をうけてクヨクヨ悩むより 単純に、「悩みは、身体の問題だと割りきるのも大事なことだ」と いう点にある。 たしかに「悲しいから、赤血球が減るのだろう」という理屈もあるが、 それより、身体のほうに問題の目を向ければ、心はそれだけ軽くなると いう考え方だ。 赤血球は血液中の酸素を運ぶ役目があるそうだから、悲しむと血液の 酸素が少なくなるということにもなる。 悲しいとき、楽しい気分になれないのが普通だから、そんな場合、 赤血球を補うものを食べるのもよい方法だ。 タンパク質、鉄分、ビタミン12、ビタミンCなどがよいとされる。 血液は、感情の影響を受けやすく、激怒した時の血液の色も味も変わる そうだ。 笑ったり、楽しい時の血液の状態が理想だと言われている。 心の健康も、結局は身体の健康なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年12月04日 07時00分11秒
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