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カテゴリ:自己啓発
【物事によいも悪いもない】
★菊原智明氏の言葉から― ◎新幹線で大阪に向かっていた時のことです。 名古屋の直前で突然、新幹線が止まりました。 《新幹線が止まるなんて珍しいな》と思っていたところへ、アナウンスが 流れてきます。 人身事故で1時間近く見通しがつかないというのです。 そんな“万が一”にぶつかるのもすごい確率なのですが、その時は不幸中の 幸いで、担当者と「研修前にランチでも」という話になっていました。 ランチには間に合いませんが、早めに向かっていたため研修には間に合いま す。私は担当者にそのことを連絡しました。 ただ、ここに1時間も閉じ込められるのはキツイものです。 隣の人はイライラしながら「冗談じゃない!」とブツブツ文句を言っていま した。 私はこの時、精神的に余裕がありました。《ランチは残念ながら流れるが、 研修には間に合うから安心》といった余裕があり、《これは新しい企画を考 えるいい機会になる》と前向きに考えていました。 「1時間以内で新しい本の企画を考えよ」と問題を出されたと捉えることで 集中して考えることができたのです。 集中すると時間はあっという間に経ちます。結局、50分で動き出したので すが、その間にいいアイデアがまとまります。 最高に有意義な時間になったのです。 もしこの時《何やっているんだよ! この1時間どうしてくれるんだ!》と イライラしていたらどうだったでしょうか? なんのアイデアも思いつくことなく、ストレスをため疲れるだけです。 出来事によいも悪いもありません。 その出来事に自分自身どんな意味づけをするかで決まってくるのです。 目の前で起こったことが同じだとしても、意味づけによって180度変わっ てくるものなのです。 悪い時こそ《さぁ、この状況をどういいように捉えようか》と楽しみながら アイデアを出してください。 その習慣が身についた時、あなたは疲れない心を作ることができるのです。 (参考文献:菊原智明著 「疲れない心の作り方」 角川フォレスタ) ________________________________________ *松下幸之助さんが若い頃、仕事の用事で道を歩いていたとき、通行人が ぶつかってきたといいます。 歩いていた道は川沿いで、松下さんはぶつかった勢いで、川に落ちてしまい ました。 思ってもいない出来事でした。動転して川の中でもがいていたとき、それを 見ていた人が、川に飛び込み松下さんを救助してくれたといいます。 無事助けられた松下さんは、救助してくれた方にお礼を述べ、こう思ったそ うです。 「ああ、死ななくてよかった。命が助かってありがたいことだ」と。 普通なら、いきなりぶつかってきた人に文句の一つも言いたいものですが、 松下さんは違っていたのです。 もちろん、助かったからこそいえることですが、物事は、意味づけによって 捉え方も変わるということを示しています。 悪いと思われる出来事、物事をどういうふうに受けとるか、受けとり方で 心は疲れたり、元気になったりするのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年05月28日 07時00分13秒
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