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カテゴリ:生き方
【運がいい人は自分を大切にする】
◎~自分を大切にするというのは、自分に心を配ること。 たとえば身だしなみに気をつけたり、 健康に配慮した食事を心がけたり、 身の回りを整理整頓することです。 そして、そのベースには自分への愛情が必要です。 自分のことが嫌いな人は、自分を大切にはできません。 自分を大切に扱うには、まずは自分で自分を好きになることが 大事なのです。~ (出典元:中野信子著「科学がつきとめた運のいい人」サンマーク文庫) * * * 自分を大切にするというのは、ほかにどんなことがあるのでしょうか。 このことを理解するには、自分が嫌いという視点から考えるとわかりやすい かもしれません。 たとえば、過去に、理想と現実のギャップに直面したとき、 「なんで自分はこんなことができないのか」と自分を責め、嫌いになったり することがあります。 これは、自己嫌悪というものです。 自分がやりたいことをやってみたものの、結果は散々だった。 理想や目標にむかって、頑張ってみたものの自分の無力さが情けなくなった。 このような気持ちになると、自分を肯定することはできず、むしろ自己嫌悪の 感情がおきるのです。 そんなとき、気持ちを切り替え、もう一回がんばろうと思える人と、がんばれ ない人がいます。 そして、もう一回がんばろう、と思える人が自分を大切にする人なのです。 しかし、もう一回がんばろうと思った人も、一度は自己嫌悪の世界に自分を 追い込んだのですが、そこで終わらなかった、ということです。 つまり、自己嫌悪する自分自身を、自分の一部として認めたからです。 弱い自分を、認め、受け入れたのです。 これは、階段を一段ずつ上がるように、自分を高めていったということです。 自分を大切にできる人は、大なり小なりこれに似た経験をして、自己研鑽した からだといえます。 お釈迦様は、人間の世界は苦に満たされていると思われ、悟りを得るために 王の跡継ぎである身分を捨て、出家して六年間の苦行をされました。 しかし、その苦行をしても悟ことはできなないと思われ、その修行をやめて しまわれました。 つまり、お釈迦様でも、理想と現実のギャップに勝てないと思われたのです。 しかし、その後、川で沐浴し、汚れた体をきれいにして村の娘からミルク粥を ふるまわれたあと、菩提樹の下で八日間瞑想をされ、そこで悟りを得られた、 という話があります。 お釈迦様は、苦行をあきらめた自分をけっして責めたりはされなかった。 ミルク粥をふるまった娘のおかげで、やせ細った体が元気になり、感謝の念が 湧き、自分の肉体を守ることを受け入れ、自分自身を許されたのです。 その意味では、自己嫌悪も自分自身を大事にするために必要な感情の一つで あり、自分を磨く貴重な経験となり得るのです。 そのような経験があってこそ、物事や人生の考え方にも深さが増し、自然に 運がひらけてくるのだと思います。 (by ハートリンクス) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月20日 07時00分05秒
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