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カテゴリ:メンタルヘルス
【感情の比率】
心理学の研究者の一人が、人が自分の状態を「今は調子がいい」と感じたり、 あるいは「今日は気持ちがのらない」と感じる分岐点があるのではないか、と 考えました。 もちろん、病気や何か大きな原因がわかっている場合は除きます。 調子がいいのはポジティブな感情、気持ちがのらないのはネガティブな感情 としましょう。 そこで、この研究者は多くの人の協力を得て、感情の調査をしました。 その結果、理想の感情の比率が出たといいます。 それは、ポジティブ:ネガティブ=3:1の比率だそうです。 一般的に多くの人の比率は、2:1になるといいます。 しかし、何かの悩みがあったりすると、1:1の比率以下になることもある そうです。 中には、1:2あるいは、1:3というように、ネガティブな感情の比率が 大きい人がいるかもしれません。 一方、自分は幸せだ、と思っている人は3:1を超えて、4:1や5:1と いう人もいるでしょう。 ここで大事なのは、今の自分が不幸に近い状態でも、工夫すればとりあえず 3:1に近い状態にするのは可能である、ということです。 つまり、ここに人間の心の力を知ることができます。 不幸である現実を、幸福に変えていく方法はいろいろありますが、そのうちの 一つは、習慣を身につけることです。 無一文の生活から、大富豪になった人に鉄鋼王のアンドリュー・カーネギー という人がいます。 彼は貧しいときから、日記を書くことを習慣にしていました。 その日記には、こんな内容のことがたくさん記されていたそうです。 「小鳥が卵を産んだ。わが家に家族が増えると思うと楽しみだ」 「夕飯に食べたオムライスがとても美味しかった」 「妻が手編みのマフラーを編んでくれた。ありがたい」 など、ポジティブな感情になりやすい出来事をたくさん書いていたのです。 感情は人間の自律神経に大きな影響を与える役目があります。 ポジティブな感情をより多く持つような習慣を身につければ、自然体で感情の 比率は、理想の3:1にできるのです。 これも、幸せになるための最善の道といえるでしょう。 (by ハートリンクス) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月30日 07時00分06秒
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