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2021年11月26日
カテゴリ：生き方
【素直に喜べる人は、喜びの種をまく人】
素直な子どもはとてもかわいいものです。 理由は、自分の気持ちをストレートに表現してくれるからです。 とくに、うれしいときは体の全部を使って、その喜びを伝えてくれます。 大人社会は子どものようにはいきませんが、それでも素直に喜ぶべきときは、 喜びの気持ちをそのまま相手に伝えることも、コミュニケーションをとるうえ では大切なことです。 ある企業での話です。 その職場には、一人に一台のパソコンを与えられています。 しかし、一般の社員が使うのはデスクトップのパソコンです。 いっぽう、上司にあたる管理職はノートパソコンを使用しています。 当然のことですが、ノートパソコンのほうが持ち運べて便利です。 また、キーボードの感触も心地よく、効率もあがります。 そして、全員にノートパソコンが支給されることになったそうです。 みんなが喜んでいる様子が手に取るようにわかります。 上司が、一人の社員のところに行き、「調子はどう？」と聞くと、 「ありがとうございます。おかげで仕事の効率が上がって助かります」と 言って素直に喜んでくれ、声をかけた上司も嬉しくなりました。 今度は別の社員のところに行って、「新しいパソコンはどう？」と聞くと、 「いいですけど、上の人は今まで、ずっといい思いをしていたのですね」と いう言葉が返ってきました。 上司はその言葉を聞いて、いい気分にはなれず自分の席に戻りました。 その社員も、本音では嬉しかったのでしょうが、素直さに欠けた言葉を聞いた 上司は、その社員によい印象をもつことはできません。 素直に喜んでくれた社員は、ノートパソコンを支給してもらえたことが嬉しく もっと頑張ろうというほうに気持ちを向けています。 もう一人は、上司は自分たちだけいい思いをしていたんだな、と嬉しさよりも 不満のほうに気持ちを向けています。 この違いは、意外に大きなものだといえるでしょう。 素直に喜んだ社員は、上司の心に喜びの種を植えつけましたが、もう一人は 上司の心に、不快の種を植えつけたのです。 素直さというのは、一朝一夕で身につくものではなく、日ごろの生活スタイル や考え方によって備わっていくものです。 自分自身が嫌な気分になるようなことは、相手にも絶対に言わないと心がけ、 嬉しいことは嬉しいと表情や言葉に出す、いつも笑みを絶やさない。 このようなことをモットーにする。 このような、生きる上で自分を律していく何かを身につけていくのは、決して 損なことではありません。 これからは、AIやIT化が進み仕事の内容も変わっていきますが、人の心を いかにうまく相手に伝えていくか、という時代になるでしょう。 人工頭脳の発達に応じて、人間らしい心を持つことも重要になってくるはず です。 （by ハートリンクス） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2021年11月26日 07時00分08秒
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