【イヤなことを楽しくする方法】
【イヤなことを楽しくする方法】 勉強でも仕事でも、自分が嫌いなことにはやる気が起きません。 どうしてもやらなければならない状況になったとき、はじめて取り組むように なります。 できれば、やらずにおきたいと誰もが思うものです。 しかし、イヤだと感じることからずっと避けたままでいるのは、自己成長はで きないでしょう。 それより、「イヤなことだがやってみよう」と考える人には、人間的な魅力を 感じます。 人は、未知の世界に挑む人を賞賛したい、という心があります。 自分にできなくても、代わりにやってくれる人には応援したくなります。 ただ、誰もが自分を今より、少しでも能力を高めたいという意欲、自己成長の 意欲を持っていることに間違いはありません。 ただ、イヤなことでも楽しくやれる方法はあるのです。 富士通という会社の5代目の社長に、岡田完二郎という人がいました。 岡田さんが社長になったのは1959年で、今から60年以上も前です。 そのとき、岡田さんは67歳で、10年後には富士通の売り上げを13倍にしま した。 高齢で電子工学の知識もまったくなかった岡田さんは、基礎から学ぼうと思い 早朝に起き、専門書の勉強を毎日1時間半読むことを3年続けました。 当初は、よくわからずに苦労したそうですが、休日には専門家に聞きに行く などしながら、ようやく技術的面の理解ができるようになりました。 それから、富士通の社運をコンピューターに賭けると決めました。 この岡田さんから、次の法則が読み取れます。 1、意欲を持ったこと。 わからない分野の知識を学ぼうとした。 2、勉強を続けたこと。 意欲を継続させた。 3、少しずつ理解できるようになったこと。 努力が報われる兆しが見えた。 これらの条件が整ったことから、会社を飛躍させることができたのです。 1の意欲を持ち、2の勉強を続けていく段階とは、まだ苦しく、忍耐が必要で どちらかというと、イヤな気持ちの時期だと言えるかもしれません。 しかし、3の少し理解できるようになってくると、イヤなことが楽しいことに 変わっていく時期になります。 この時期に感じるのは、努力は大変だがその努力が報われたという喜びです。 これがイヤなことを楽しくする一番のポイントです。 イヤだと思っていたことが、楽しいものに思えるようになったときが、自分も 周囲も大きく成長するレールが敷かれたときでもあるのです。 この一連の流れにあるポイントを応用して、イヤなことを楽しいものに変えて みましょう。 また、それが自分に自信をつけることにもなると思います。 (by ハートリンクス)