秋祭り その2
昨日の続きです。19日は、子供たちは早朝5時集合で準備します。この日は、町内を中心に回るので 保育園児の子供たちも太鼓をたたかせてもらえます。長女も今年はずっと練習して、この日を楽しみにしていたようでいつもは寝起きが悪いのに、 パッ ! と目が覚め、素直に着替えました。そして、7時に出発し昨日同様 髪長様で舞った後、愛宕山や八幡様をまわり、町内へ唐獅子は、その家や人の厄を食べるものなので、舞い終わると、じゃらじゃらじゃらぁ~と鈴を鳴らしながらその家に頭(かしら)を突っ込み厄を食べ、そこの主人の頭にも食いつきます ( ホントに噛んだりはしませんが ) 。そのため、出来るだけ一軒か二軒ごとに舞うようにしています。狭い町内でも結構 時間がかかります。途中、休憩をはさみ子供たちも化粧が取れないように、ストローでジュースを飲んでいます。その後も町内行脚は続くのです。昼前になってくると、小さな子供たちは疲れが出始め、集中力もなくなってきます。そのため、この子達は昼までで、終わりです。唐獅子は町内をまわり終えると、商店街に入り市役所の職員さん達の牛鬼の前で舞ったり、安全航海を願ってフェリーの車両甲板で舞ったりします。そして、向灘のお旅所といわれる、八幡神社の御神輿が集まる場所の、その御神輿の前で、唐獅子を舞うのです。そこは、踊り手の中でも上手い人しか舞えません。お旅所が終わると、また市内を回って舞ってゆきます。2日間、大人も子供もホントに疲れますが、すごく楽しくもあります。19日の打ち上げでは子供たちは、ひとりひとり名前を呼ばれ 大きな拍手の中 良くがんばったと、わずかではありますが、お小遣いを貰います。大人たちはめいいっぱい呑んで食べて、今年の祭りを振り返るのです。最近は、唐獅子の為にわざわざ休みを取って、九州や兵庫や滋賀から帰ってくれる若いもんも出てきたし、この唐獅子をずっと続け行かなければ!これが今年のお祭りでした。