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テーマ:機動戦士ガンダム(4161)
カテゴリ:ガンダム作品感想
ガンダムWの感想です。
第29話「戦場のヒロイン」です。 平和、とは何でしょうね? 大人になって、昔のように「モビルスーツカッケー!」とか無邪気に アニメを見ることは出来なくなりました。 リリーナはサンクキングダムの代表として、完全平和を唱え、ロングフェラー財団に 対抗する決意をします。 完全平和主義・・・これがどのようなものかは良くわかりませんが、リリーナの発言を 聞く限り、すべての武力を廃し、すべての人が安全で平和に暮らせるように・・・ ということのようです。 なんですが・・・ 侍従であるおじいさん、穏やかそうな顔をして、銃なんて持ち歩いていて、 何かあったら、ロングフェラー財団からの留学生と刺し違える覚悟でした。 さらにさらに、ノインはウィングガンダムを強奪するためロングフェラー財団とドンパチ。 ノイン「リリーナ様のお考えはすばらしい。なんとしても実現しなければ。 私はサンクキングダムの影となって生きる」 この決意は格好良い。 リリーナには血を見せずに、平和主義へ邁進させてあげたい。 そのためには自分が犠牲となって、障害を取り払いましょう・・・ ですが、これって矛盾してますよね? 完全平和主義を実現するために、武力を行使する。 しかも、代表の見えないところで・・・ リリーナが見ている完全平和は幻想に過ぎなくなってしまいます。 そして・・・ リリーナの言っている「話し合いで解決できる。言葉を尽くせばきっと意思は通じる」 という思想をノイン自身が信じていないということでもあるのです。 平和って何なんでしょう? 平和を平和的に勝ち取ることは出来るのでしょうか? 平和を勝ち取るためであれば、その過程は暴力的であっても仕方ないのでしょうか? わからない・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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