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FLOWER GARDEN 2

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2006.04.22
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星がサラサラと音を立てて流れそうな夜。
私とジョージはコンサバトリーでベンチに腰掛けながら空を見上げた。
そして、私達を包む何億光年、何万光年も昔の星の瞬きをただ黙って見つめていた。

「不思議……。あの星の光が地球に届くのに何万光年とかも掛かるなんて……」

溜息を吐きながら呟く私の唇をジョージは軽く啄ばんだ。
「星達に見られちゃうわ……」
私が笑いながら、ジョージにお返しのキスをしていると、ジョージは優しく私を抱き締めた。

「星達が見るのは1億光年後かの残像だよ。その時には僕達は……」
「もうこの世にはいないのね」

何だか本当に不思議な気がすると同時に切なくなった。

「星の一生に比べれば僕らの一生なんて、きっと星が一瞬きする瞬間もないかもしれないな」
「じゃ、このキスもそれに比べるとあまりも短過ぎて、神様も見落としていらっしゃるかもしれないわね」
「神なんていないさ」
「いらっしゃるわ。だって、こうしてジョージが振り向いてくれて、私のこんなに近くにいてくれるんだもの。奇蹟だわ……」
「アリシア……」


ジョージは、私に覆い被さるように熱いキスをした。

こんなキス……今までしたことな……い

キスに眩暈がするなんて……


ジョージは耳元に唇を移動させると、「愛しているよ」と囁いた。

「私も……愛し……。あっ!」

ジョージの手が私の胸を優しく撫でていた。

私は驚き、体がビクンと揺れた。

ジョージは少しずつ布の壁を超え、そして遂にはその温かい手の温もりで私の胸を包んでいた。

「柔らかい……」

私は恥かしさで今にも消えてしまいそうだった。


ジョージの手が動くたび、体がしなり揺れた。

「可愛い……アリシア……」

ジョージの唇が私の唇から離れ、徐々にその唇を下へ下へと這わせていった。

体が熱い……
恥かしくて恥かしくて、死にそう……

ジョージは、私達兄妹がこうして愛し合うことは神への背信だと言った。

でも、それでもいい……
罪を受けても、私はジョージに愛を伝えたかった。


やがて、ジョージの唇が胸の頂きを捕え、ゆっくりと唇で弄び始めた。

言葉にならない声が漏れ、頭が痺れそうな感覚に酔いしれていた。


星の瞬きに目を凝らし、やがてその目をコンサバトリーの木々に移しながら、私の目はひとつの翳を捕え、体が一瞬にして凍った。

蒼い瞳のその男の翳は私の目をじっと見つめて佇んでいた。


「エド!」


私の叫び声にジョージも驚き、体を起こすとその方向を見た。

私は息を弾ませ胸元を閉じながら、じっと木々の隙間に目を凝らした。

だけど、気のせいだったのか
木々の奥は、漆黒の闇が広がっているだけだった……




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Last updated  2006.04.22 07:10:26
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小山千鶴@ Re:ひさしぶり・・・(06/20) koukoさん ご無沙汰しています。 本当に…
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