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カテゴリ:酒のみ日記
たしかに私はお酒が好きだ。
お酒を飲んでいれば気分上々、 顔つきも柔和になり、 とっても楽しい状態になる。 だから周囲の人々も、 あぁ、こいつは本当に酒が好きなんだなぁと、 100%疑うことがない。 それはそれでよいのだが、 そういったことであるから、 人々の中には、この私などには、 お酒さえ与えれば気分良く 何でも引き受けてくれるにちがいない、 と考える輩がちょくちょくいて、 これが当方にとっては、 なんともなやましいというか、 やや不本意な提案をされることになるので、 迷惑でもあるのであった。 本来ならそれ相応の謝礼金を 払うべき事柄に対し、 お酒を奢りますから是非よろしく、 などという提案をしてくるが、 いやいや、お酒などではなく 本来ならこのくらいの金額ですぞ、 などと反論しようものなら 「え~?」と困惑したような 甘えたような態度に出る。 友人関係を円滑に保つためには、 このような場面で、 いやいや、絶対にお金を 払ってもらわなければ 引き受けるもんか!などと 啖呵を切るわけにもいかず、 しぶしぶ引き受けることもある。 それでは、結果として立派な店での 酒席となるかというと、そこは こちらから、どこそこの店にしろ、 などとは言えないので、だいたい その辺のよくある居酒屋程度に とどまるのである。 よほど親しい間柄なら、 まぁ、それもよし、とするが、 たいして懇意でもない人間から かような提案をされると、 そこはかとない嫌悪感すら 抱くようになってしまう。 そのような嫌悪感を抱く自分に また嫌悪感を抱くので、 あいつは酒が好きだから、 酒さえのませておけばなんとかなる、 的なことを、人様から思われないような 生き方をするしかないのだろうか? などとも考える。 いやしかし、まてよまてよ。 酒飲みというのは、 特に悪いことをしているわけではない。 やはり、そこにつけこんで、 なんとか相手を都合よく 動かしてやろうなどと企む輩が良くない。 まことに欲すべきは、 良き人間関係であり、 こちらが酒飲みであろうが、 そんなことは別のところに 置いておいて、それはそれ、 これはこれと、公私をを分けて 考えられる、きちんとした友人であろう。 はたして、酒ばかり飲むから こちらがきちんとした人間として 認めてもらえないことが原因なのか、 それとも、そういう人が寄ってくるのか、 これは検証の余地のあることだが、 とりあえず、人生半ばにして、 きちんとした人との交流を大事にせねば、 と思う心境である。 自分自身、これからは きちんとした酒飲みを目指そうと、 志すことにして、 とりあえず、だからといって 酒をやめるなどとは、 さらさら言う気はない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月23日 12時20分20秒
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