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カツラの葉っぱ 大好き!

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『書いて稼ぐ技術』4

<『書いて稼ぐ技術』4>
『書いて稼ぐ技術』という新書が積読になっていたが…
この本を再読して、「読み書きのしかた」という基本を修めようと思うのです(暇なことで)♪


【書いて稼ぐ技術】
書いて

永江朗著、平凡社、2009年刊

<「BOOK」データベース>より
フリーライターは名乗れば誰でもなれるが、それで食べていけるかどうかが肝心。何をどう書き、得意ジャンルをいかに確立するか。自らのキャリアをどのようにデザインするか。そして、世間をどう渡っていくかー。文筆稼業25年の著者が自らの体験を披瀝し、「書いて生きる方法」を説く。
【目次】
1 書いて生きるということ(不況だからこそフリーライター/ライター業の手始め/人生設計をどう立てるか)/2 読み書きのしかた(永江式発想術/取材のABC/ライターは読者の代行業である)/3 世渡りのしかた(業界を渡る、世間を渡る/お金の話/リスク管理術)

<大使寸評>
著者は、「フリーライターになったら、できるだけ早く単著=単独の著書を出しましょう」と、ヒット作品の効用を説いているが・・・・
それが出来れば苦労はないでぇ!(怒)

功成りたフリーライター永江さんが「書いて生きる方法」を説いているので、書いてみようと思うわけです♪

rakuten書いて稼ぐ技術


暇な大使は、つねづね図書館や書店を巡っているのだが・・・
永江さんが説く「アイデア術」を読むと、漫然と書棚を見ている場合ではない!と思った次第です。
p88~90
<アイデア術>
 書店の本棚には大きく分けて2種類あります。平台と棚です。平台というのは本を寝かせて並べてある台。新刊を集めた平台を見れば、最近の流行がわかるでしょう。気の利いた書店なら、いろんなテーマでブックフェアをやっています。甲府の朗月堂書店では2009年の初夏、本のカバーの色別に集めて並べるブックフェアをやっていました。虹色フェア。赤なら赤いカバーの本がジャンルに関係なく集めてあります。「黄色い本を持ち歩くと金運がよくなる」とか「赤い本を持っていると病気が治る」なんていう企画ができるかも、とブックフェアを眺めながら思いました。

 本が背表紙を見せて立ててあるのが棚です。棚に並ぶ背表紙をじっと見ていけば、ああこんな本があったのか、という発見があるでしょう。知っている本でも、ほかの本と並ぶことで、違う見方ができるかもしれない。背表紙を眺めながら思い出すこともあるでしょう。書店の棚からストレートに企画を考えるというよりも、頭と体を企画ひねり出しモードにするための刺激剤と考えてください。

 出版社の企画会議などでは「本屋の棚を書き写したような企画ばっかり並べやがって」と編集長が怒鳴ったりしますが、現実には書店の棚レベルに達しない企画が横行しています。書店の棚からおもしろい企画が生まれるなら大変けっこう。

 ベテラン編集長が「本屋の棚を書き写したような」と怒るのは、書店の棚に並んでいるのはすでに実現した企画だからです。すでにあるものと同じようなものを作ってもしょうがない。しかし書店の棚の本=すでにある企画にあなたなりのアレンジを加えれば、オリジナルの企画ができます。レトルト食品やインスタント食品、出来合いの惣菜にひと手間かけて自分の料理にするようなものです。

 書店にもいろいろあります。駅前商店街にある小さな書店から、東京・池袋にあるジュンク堂書店のようなメガストアまで。絵本や美術書の専門店もあれば、ヴィレッジヴァンガードのように雑貨と本を混在させた書店もあります。定期的に、できれば週に一回ぐらい、メガストアに行ってみることをお奨めします。

 本はどこの書店にでも並ぶとは限りません。小部数の本は巨大書店にしか並ばないからです。2009年の夏現在、日本にはおよそ1万6000店の書店がありますが、一方で刊行される書籍の初版部数は少ないものだと2000部、3000部、あるいは1000部以下というのもあります。

 もうひとつ新刊書店で注意して眺めたいのが新書と選書・叢書の棚です。数年前から第何次かの新書ブームといわれます。総合誌の凋落とも重なって、「いま」起きている新しい話題がどんどん新書になるようになりました。レーベルもたくさん増えています。新書や選書・叢書の棚を眺めていると、いま世の中でどんなことに関心が持たれているかがわかりますし、逆に、関心が持たれているのにまだ新書になっていないテーマに気づくはずです。また新書はそのテーマを大づかみするのにも役立ちます。


『書いて稼ぐ技術』2
『書いて稼ぐ技術』3


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