カテゴリ:リスク管理
3級FP技能士 合格講座 中野克彦 中島智美 藤崎仁
(39) 損害保険においては,「保険契約者が負担する保険料は,その対象とさ れる保険事故の発生率(確率)と保険金額を乗じた額に等しい」という 原則があるが,これを一般に( )という。 1) 収支相等の原則 2) 利得禁止の原則 3) 給付・反対給付均等の原則 解説者:なかじま ともみ (幼稚園教諭、保育士、CFP(R)、1級FP技能士) (39) 正解:3 【保険料のしくみ】 保険料と保険事故の発生の際に支払われる保険金等しくなる。これを給付・反対給付均等の原則(レクシスの法則)という。 【過去の出題】 2007年1月3級学科試験 (37) リスク「保険料のしくみ」 (1)収支相等の原則 保険会社にとって入ってくるお金と、出て行くお金が等しくなることをいいます。給付・反対給付均等の原則に似ていますが、イメージとしては収支相等は保険会社という大きなくくりの中での収支。給付・反対給付は個人が納める保険料についてというイメージでしょうか。これは主に損害保険で使われるものですが、収支相等の原則は生命保険でも、損害保険でも共通です。 (2)利得禁止の原則 損害保険では実際に事故に遭い、その損失分を支払うという利得禁止の原則があります。損害保険は事故によって保険金が支払われるためです。例えば、車の事故で、車の修理費用が50万だとします。ところが100万円の保険契約をしていて、100万円もらえるとなると、50万円が手元に残ってしまいます。そうなると、故意に事故を起こすことがあるかもしれない、ということでこの決まりがあります。 (3)給付・反対給付均等の原則 例えば火災保険の事故率が1%で、1000万円の保険に加入をしたいと思ったら 保険料=保険金×事故率ですので =1000万円×1% =10万円 つまり保険料が10万円ということになります。(ものすごく大雑把な計算ですが) それぞれの意味を理解しておいてください。 ────── COPYRIGHT (C) 2008 Tomomi Nakajima All Rights Reserved. ────── お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.10 00:07:28
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