テーマ:革小物レビュー(43)
カテゴリ:革物
過去にも何度かブックカバーを紹介していますけど、
またしても紹介します。 万双のブックカバー新作です。 新作とは言っても、物自体はもう去年ぐらいから出ていますね。 まだ万双がネット通販もやっておらず、アメ横で地味に商売していた時は 随分と変り種商品をスポットで出していました。 前に写真だけ載せたブックカバーのうち一つは万双のものです。 ハラコのスムースレザーを使ったブックカバーで、 スポットで作ったものでした。 ベビーカーフのような手触りの良さがたまりません。 見開くとこんな感じです。 片面かぶせで、もう片方がベルトで留めて ベロのところが栞代わりになるタイプです。 このタイプがサイズ調整も出来るし、挟んでおけるしと、 一番使いやすいタイプだと思います。 コバは可もなく不可もなくの仕上げですね。 久しぶりに万双の小物を買いましたが、使っている顔料の種類変わったのかな? ずいぶんとぼってりしています。 革は混合なめしです。クロームよりタンニンの法が比率が高いとの事ですね。 クロムは数パーセントと書いていますが、もうちょっと高いんじゃないですかね? 最初は、ボケた感じのパッとしない革でした。 使っていくうちにずいぶんとツヤが上がってきています。 特によく手が触れる背表紙に当たるところはそれが顕著に出てますね。 最初の写真とこの写真でもわかりますが、 まだらに変色しています。 これは水とか脂がついてこのようになったわけではなく、 スレなどで表面が強く摩擦された事によって、変わっています。 鞄の中に放りこんでいるので、こういうアタリが付いてしまったんでしょうね。 最初はもっと目立ちましたが、今はずいぶんと馴染んできています。 ブックカバーなんて一つあれば十分という人も多いでしょうし、 そもそもカバーなんていらないという人もいるでしょうね。 毎日使うものだからこそ複数を持って使い分けています。 財布と違って、中身をわざわざ入れ替えないでも、 1冊読み終わったら別のカバーにするローテーションをしています。 また、文庫の厚みによって、これはこのカバーという使い分けもしていますね。 このカバーは購入してまだ1年も経っていないですし、 毎日使っているわけでもないので、まだ馴染みきっていませんけど。、 ずいぶんと使いやすくはなってきました。 柔らかめの革なので、少し厚めの、スピンがついていない本に使っています。 そう考えると、ずいぶんと変化していくのが早い革なのかなと思います。 これだけを集中的に使い込むと面白いことになりそうですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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