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いやな予感がする。 サインボードには、ブルーバードと書かれている。 偶然の一致だろうか。 日本車の名前みたいだ。 ほかには特に変わったところもない、ごく普通の店だ。 しかし念のため、男ははジャケットの上からピースメーカーを触ってみた。 シビリアンタイプの銃身を3インチに切り詰めた、カスタムガンだ。 さすがに命中精度は悪いが、少し軽くなったので、疲れは少ない。 多分これを使うことはないと思うが、用心に越したことはない。 男はゆっくりと入り口のほうへ歩いて行った。 あたりは静かな田園地帯だ。 小鳥が空のかなたへ飛んで行く。 空は、クリスタルグラスのように澄んでいた。 presented by 古本情熱物語 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.31 05:29:46
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