年初の株価下落
大発会からの株価の急激な下落が止まりません。昨年末の大納会を19,033.71円で終えた日経平均が、大発会でいきなり582.73円下げ、その後も下げ止まらず、1月21日までの13営業日で16,017.26円まで、3,016.45円も下げました。率にして15.85%です。1日当たり平均約232円も下げています。ちなみに、昨年最高値を付けたのが7月21日の20,841.97円で、その後中国経済減速ショックで9月29日には16,930.84円まで3,911.13円まで下げ、18.77%の下げとなりました。が、この間の実営業日は47日間ありました。1日当たりの平均下げ金額は約83円です。今回の下げがいかに急激なのか、押して知るべしです。こんなに急だと動きようがありません。この原因は、昨年から続く中国経済減速の終わりが見えないこと、それも関係して世界的な原油の供給過剰で原油価格の下げ止まりが見えないこと(アメリカのシェールオイル開発とその輸出解禁、イランの経済制裁解除によるイラン原油の輸出再開、サウジとイランの不仲でOPECの減産ができないことなどが要因らしい)、米国の金利上げによる新興国からのマネーの引き上げなどなど、多くの要因が影響しているようです。わが資産にも大きく影響しています。退職金の殆どを株と投資信託に投資しています。昨年7月のピーク時には20%以上のプラスでした。年末までに大分下げたものの、どうにかプラスを維持していました。それがこの株安で、年末比で、株は昨日時点で12%余り下落、投資信託は約11%下落しました。株はすでに投資元本を割り、投資信託もほぼ元本すれすれになっています。今日(1月22日)の日経平均は500円程度上げていますが、昨日は午前中300円以上上げたのに午後から急落して結局400円近い下げで終わっていますので、まだ底を打ったとは言い切れません。何事も「急」はいけません。ある程度先が予測できるような落ち着いた動きでないと・・。経済界では「申酉さわぐ」と言って、申年と酉年は落ち着かないそうです。今年はこれに逆らって落ち着いてほしいものです。