自由時間

なるほど! 大きく育ったテーブルヤシは取り木で仕立て直すことができる!!

20年ほど育てたテーブルヤシ。我家で最も長命の観葉植物ですが…。最初の頃は10cmほどのミニ観葉サイズでした。しかし、鉢替えを繰り返すこと計3回で、今では土の上から出ている茎と葉の部分は85cmにまで育っています。しかし、テーブルヤシは大きくなるにつれ姿形が乱れ見っともないというか、見栄えが悪くなってしまうんですよね。(>_<)

我家のテーブルヤシも根元辺りは、直径1cmほどで上にいくにつれてやや太くなって直径1.5cmくらいで、ヒョロヒョロ状態で上に葉が3つの状態（上の写真）。写真は上から見下ろしているのでまだましに見えますが、実際は節の茎の部分だけで50cm以上あるので姿が良くないのです。

ところが…、なんとテーブルヤシは”取り木”という方法で、丈を詰めて姿を回復できることをネットで発見!!!これは、早速ためしてみるべしということで、テーブルヤシの取り木に挑戦しました。取り木は、根を出させたい位置の表皮をナイフなどで切り取って、湿ったミズコケを巻き外側をビニールで包んで根を張らせます。


私は、なるべく丈を詰めたかったので、葉の下に近い所の表皮をぐるりとカッターで3cmほど切って、100均で調達した水苔を巻きました。ビニールは、雨の日にショップの入り口に置いてある雨傘を入れる使い捨てのナイロン袋を切って流用しました。近所の100均に水苔買った日がちょうど雨でコレは使えると閃いたので。

水苔を包むナイロン袋の上下は、ナイロンタイ（ビニールでコーティングされた針金）で縛りました。紐でも良いのですが、ねじり加減で縛り具合を調整できそうなので良いかなと判断しました。ナイロン袋の上部は、水の注入がし易いように縛るというよりも輪っか状に緩々にしておきました。茎の周囲から3ミリくらい隙間ができるくらい。

逆に下の方は、きつく縛ってみたのですが水が下に漏れず、水が腐ってとってもイイ臭い(^^ゞがしてきたので、これはヤバイなと感じポタ…ポタ…っと滴が垂れる程度に弛めました。暫く臭かったですが、1週間ほどで臭いはなくなり2週間ほどで根が出てきたのが確認できました。テーブルヤシは屋外の直射日光を避けた場所に置いてますが、水は基本、朝晩、水苔に十分与えました。


私がテーブルヤシの取り木をしたのは8月2日だったと思いますが、1ヶ月チョイ経った先週末にはナイロン袋の最下部の水苔がない部分まで根が達している状態にまでなったので、3連休初日の本日（9/13）、いよいよ新しく生えてきた根の下の部分で茎をノコギリで切断し丈を詰め、新しい植木鉢に植え直してみました。

土の上から葉の最上部まで85cmあった背丈は、一気にダウンサイジングしてなんと30cmに!! 以前の見栄えの良い姿形が復活しました。なかなか満足の高い仕上がりに思わずにんまり…。あとは今後ちゃんと根付くかどうかですが、まだ9月で比較的気温も高く、テーブルヤシも元気な季節なので大丈夫かなと楽観視していますが、どうでしょうか！？

テーブルヤシは寒さにも比較的強く、観葉植物の中では育てやすいと思いますが、その分、生長し過ぎてバランスが悪くなってかつての愛らしい姿が恋しくなっている方も多いのでは？もし、取り木という方法を知らずに放置しておられるなら、試してみる価値は十分ありますよ。☆(o^-')b


2014/10/11：追記（約1ヶ月後）
取り木したテーブルヤシの植え替えから約1ヶ月が経過しました。植え替え時からあった新しい葉の芽は、順調に生長しだいぶ伸びてきました。


さらに2週ほど前からは2つ新しい葉の芽が出てきました。ちゃんと根付いたようです。スクスク生長を続けているので取り木は大成功ですね！


2014/11/15：追記（約2ヶ月後）
一番伸びていた芽は、すでに立派な葉に生長しました。脇から生えてきた新しい芽2つは花でしたからカットしました。さらに現在は、新しい芽が脇から2つ出てきています。こちらは葉のようです。寒くなってきたので、日中はベランダに出していますが、夜間は家の中に入れるようにしようと思います。取り木して鉢＆土を変えたことでテーブルヤシも元気になりました。

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