介
介「かいほう」を変換していて、ふと気になったことがあります。変換漢字は「介抱」です。「介」って何なのだろう? 調べてみました。――「介」という漢字は、よろいをつけた人の形を文字にしたものです。この「よろい」という意味が転じて、「介」の字は堅い甲羅を持つ生き物(貝、エビ、カニなど)を指すようになりました。そこから広がって、「魚介類」は魚類および貝類、エビ、カニだけでなく、甲羅のないイカ、タコ、ウニ、ナマコなども含めた水産物全般(ワカメなどの海藻は除く)の「総称」として定着しました。(NHK放送文化研究所)「魚貝類」と書いても、誤りではありません。しかしNHKは、魚介類に統一しています。そのほかにも、「厄介」「介護」「紹介」「仲介」などもあります。山本藤光2018.01.21