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【山本藤光(本名)名義の主な著書】
『暗黙知の共有化が売る力を伸ばす・日本ロシュのSSTプロジェクト』(プレジデント社)⇒日本ナレッジマネジメント学会研究奨励賞受賞。
『なぜ部下は伸びないのか』(かんき出版)
『世界一ワクワクする営業の本です』(日本実業出版/オーディオブックFEBE)⇒韓国でも翻訳されています
『人間系ナレッジマネジメント』(医薬経済社)⇒企業向け説明に応じます
『最下位チームがトップになった・ビリーの挑戦』(医薬経済社・小説)⇒ほぼ実話です。どん底チームが本当にトップになりました。
『同行指導の現場・営業ドキュメント』(プレジデント社)
『MRの質を測るものさしあります』(エグゼビアジャパン)⇒企業向け講義をしています。
『仕事と日常を磨く人間力マネジメント』(医薬経済社)


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2019年01月16日
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カテゴリ:新・町おこしの賦
256:温泉郷人気の秘密
 宮瀬幸史郎(こうしろう)町長は再選され、二期目に突入した。幸史郎は三十八歳になった。標茶(しべちゃ)町温泉郷は六軒のホテルを抱え、客足も順調だった。拡大を危ぶむ声もあったが、一日の宿泊客はついに千人を越えている。
 客室百超の六軒のホテルは、渡り廊下で浴槽がつなげられている。人気の秘密はここにあった。二年前にオープンした、笹森ホテルと立花ホテルの浴槽間には壁がない。二つのホテルは、円形の流れるプールでつながっている。
これは瀬口恭二が、タイのパタヤにあるホテルで、ヒントを得たものである。循環して流れる温泉を、ビニールの船に乗って楽しむことができるのである。循環するプールの中央は、巨大な滑り台になっている。子どもたちに大人気の浴槽について、雑誌や新聞からの取材依頼は、相変わらずひんぱんにきている。

 幸史郎と妻の美和子はオープン前に招待されて、長男龍一・五歳と長女紫乃(しの)・四歳を連れて流れる温泉を体験している。この温泉は水着着用を、義務づけられている。二人の子どもは大はしゃぎで、帰るといったら泣き出したくらいだった。

 すべてのホテルの浴槽を、渡り廊下でつなぐ。このアイデアが生まれたのは、標茶町温泉郷に最初の四軒が建設される前であった。瀬口詩織の「温泉ラリーが人気なのよ」という、一言がヒントになった。
詩織は三十三歳になって、長女・明里(あかり)四歳と長男・可武威(かむい)二歳の母親である。詩織は藤野温泉ホテル・アネックスの社長として、順調な経営を続けている。

 藤野温泉ホテル本館は、客室五十の温泉郷の老舗である。社長は詩織の父・藤野敏光が務めている。ここには、学校給食室ほどの大きさの厨房がある。厨房では七軒のホテルの定番料理を、一手にまかなっている。
 それにより各ホテルの料理長は、余裕を持ってオリジナル料理の腕を振るうことができるのである。さらに温泉郷で料理されるのは、すべて地産の有機栽培野菜である。野菜は標茶町に建設された、三棟の有機野菜工場と一棟の大葉ミスト栽培工場で生産されている。

 五種類の浴槽が楽しめます。ホテルのオリジナル料理を堪能してください。すべて安心安全な、有機栽培野菜を使用しています。これらの発信は旅行雑誌などに、堂々となされている。
 ここまでの道筋は、幸史郎の父である宮瀬哲伸が苦労してつけたものである。人間の数よりも牛の数の方が多かった標茶町は、大きな変貌を遂げはじめている。






最終更新日  2019年01月16日 03時45分30秒
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