今回の舞台は中国の武漢。
アヘン戦争に負け、
日中戦争が始まった頃から2016年の香港へ話は飛ぶ。
米国が資金提供をしている武漢ウイルス研究所で
ウイルスの機能獲得研究をしていること、
セキュリティが緩いことなど、
フィクションとは思えない内容が描き出される。
機能獲得とはSARSなどのウイルスの遺伝子操作をして
人間に感染しやすくする研究。
軍事目的で開発されたら恐ろしいことになる。
お馴染みのスティーブン、マイケル、
日本のサキさんも登場し、
手に汗握るインテリジェンス小説でした。
武漢コンフィデンシャル [ 手嶋 龍一 ]