『「オードリー・タン」の誕生 だれも取り残さない台湾の天才IT相』
オードリー・タンが台湾のIT大臣になるまでを描いた児童書。ギフテッドに生まれたおかげで、知的好奇心が旺盛で数学や語学の能力も優れていた。でもそのせいで学校でいじめられたり、競争環境に馴染めず不登校になってしまう。心臓の病気やトランスジェンダーなどもあり、インターネットを駆使して世界中に仲間を作り、知識を吸収して成長していく姿が素晴らしい。日本の政治家とは全く違う、弱者を切り捨てない、オープンな政治をITを駆使してやろうとしている。日本のIT大臣はオードリーと逆の事をしている。人間性が違いすぎる。「大まかな合意」という考え方に感服。勝者と敗者とか、多数決で決まってしまうことも、少数派の意見を聞いて、話し合い、誰も取り残さない社会をつくる政治ができたら、争いも差別も無くなるのだろうな。「オードリー・タン」の誕生 だれも取り残さない台湾の天才IT相 [ 石崎 洋司 ]